ピロートーク
ベッドのお布団の中で彼とお話するのが好き。
「ご主人さま、あのね、あたし、女に生まれてよかったわ。だって・・・」
子供のころ、自分が女であることが嫌だった。
幼稚園のころ、スカートが捲れるからって滑り台やジャングルジムとかできないし、
お洋服が汚れるから砂場遊びもダメだった。
ママゴトでも、男の子はすぐ飽きてどこかに行ってしまうし。
男の子が立っておしっこできるのに、女の子はできないことも嫌だった。
小学校になると、男の子は女をバカにし始めて、一緒に遊んでくれなくなるし、
女の子の遊びもお家の中の遊びばかりで、つまらない。
男の子は野球やサッカーとかできて羨ましかった。
だんだん、運動で男の子に敵わなくなっていくし。
生理が始まったときも嫌だった。
トイレにいくときポーチを持っていると男子達に囃し立てられるし、
テストの前に生理になるともう最悪。
女って嫌なことばかりだと思ってた。
でも、ご主人さまに出会って、初めて女であることが嫌でなくなったの。
いいえ、むしろ自分が女であることが嬉しくて堪らない。
「あたし、女に生まれてよかったわ。だって女でなければご主人さまの奴隷になれなかったんだもの。
あたし、生まれ変わっても、また女に生まれたいわ。そしたら、またあなたの奴隷にしてください、ご主人さま。
あたし、何度生まれかわってもあなたの奴隷になるわ。
あたしは永遠にご主人さまの奴隷です。
愛しています、ご主人さま」




