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ただのごみ箱

遠目からでも

作者: まさゑ

誤字、脱字、おかしな表現注意。

設定不足、説明不足多数。

勢いで書いたのでそこのところよろしくです。

 この日、人類に多大なる被害をもたらした魔物の王―魔王は勇者によって倒され人々は平和を取り戻した。

勇者、聖女、賢者の三人で魔王討伐を成し遂げたが賢者は魔王との戦いの中で死んでしまう。

勇者と聖女の二人は傷つき悲しみながらも王国に無事帰り、賢者の事を惜しまれながらも魔王を倒した事を祝福された。

勇者は賢者を失ったことで悲しみに暮れたが聖女の支えもあり立ち直り最後には二人で結ばれ幸せになった。

数年で魔王による被害も復興しこうして世界は、人類は平和になったのだった…。





一人の騎士がいた。

魔王討伐の報告を聞き、愛しの彼女を遠目からでもと王国の正門に向かったが騎士は彼女、賢者が亡くなった事を知り絶望した。

絶望し続けずっと家に引きこもった騎士はうつろな目のまま行動を起こした。

狂ったように禁書を読み、禁忌を犯し続け賢者を助ける一つの手を見つける。


「女神、条件は何だ」

『三人の帰還、父との話』

「わかった」


古びた遺跡の中、騎士は光に向かい進んで行った。







少年は騎士の家に生まれ、騎士学校の初等科に入学するまで一人の少女とよく遊んでいた。

その少女こそがのちに賢者と呼ばれる者だった。


元女神の力をかり騎士は過去赤ん坊の頃にまで戻り、やり直しの機会を得た。


少女と共に幼少期を過ごし、魔物に襲われるのを助けて貰い、才を見つけられた少女は王様に呼ばれ引っ越す。

分かればなれになった少年は騎士学校に入学し初等科を終え中等科に進級する。

そこでのちの勇者、聖女、そして賢者と再会するが賢者は少年を覚えておらず話すことなく学生生活が続く。

のちの勇者はこの頃弱く人気のあった聖女と賢者といつも仲良くしていたため裏でいじめが始まる。

だが少年は標的をひそかに自身に向く様に仕向け勇者のいじめをなくす。

中等科を終え高等科も卒業まじかになる魔王の動きが活発化し現女神が勇者、聖女、賢者の三人に力を与え勇者討伐の御告げを伝える。

三人は中等科を卒業すると同時に旅に出る。

一年の長い旅の末三人無事に魔王を倒し王国に帰ってきて、人類は平和を取り戻す。




騎士もとい少年は前と同じ通り人生を進めながらも鍛え禁忌に手を出し力を手に入れる。

そして勇者の裏で多くの事を成し遂げる。

賢者の死んだ理由となった魔王の裏にいる邪神を倒す準備、邪神の眷属の討伐をし、勇者のバックアップを旅を見守りながらもしていた。



勇者が魔王と戦う前夜、少年は魔王城に誰にも気づかれず乗り込んだ。

魔王の王座の裏にある異空間の邪神の元へと向かった。


「誰だ」


異空間に入り、即座に切り込む。

何時間もの死闘の末邪神を四肢をもぎ取り瀕死にする。


「女神、お前の条件通りにしたぞ」


少年の胸元のポケットから光る石が飛び出て光と共に邪神を包んでいく。


『ありがと』


その言葉が聞こえ光は消え異空間は崩壊を迎え始める。

剣を杖代わりの必死に王座に戻る。


魔王城に出るとそこには魔王城はなくがれきの山、魔王城の破片が山となっていた。


「確かめなきゃ…」


必死に、王都に向けて歩みを進めた。






気付くと、王国の正門へとたどり着いていた。

手には光る石の破片が残っていた。

一気に重くなった体を引きずるように歩き、正門にいた騎士に聞く。


「おい、あん「勇者は、、、帰って来たか」」

「はぁあ、ああ勇者様方三人は無事に帰って来たよ。今王国は歓喜の渦に包まれてるよ…俺も行きたかったなぁ」

「そうか、、そうか…、審査頼む」


入国審査をし、一年ぶりに王国に帰って来る。


剣を杖に代わりに賢者を探す。

おぼつかない足取りで王国中を歩き回る。

自身に向けられる不審な目つきなど少年は気にはならなかった。



いつの間にか裏どうりにまで来ていた少年は先行く道に人々に囲まれた三人を見つける。

勇者の腕に嬉しそうに抱きつく聖女、隣で嬉しそうに微笑む賢者その周りには王様や王女様まで民と一緒に盛り上がっていた。


「あぁ、良かった」


遠目からその様子を見た少年は心底安心したように倒れこむ。

押し寄せる眠気に身を任せ、安らかに目を閉じた。







『コツ、コツ』


周りの視線を気にすることなく向かう。

光もなく異臭漂う場所のごみ山の上で倒れる少年に駆け寄る。


「おかえり、レン君」

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