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別々の進路に決まった友達が彼女と別れた。


中一の頃から付き合いはじめて、長く続いていた。


別れる要素なんてなかったのに。


毎日一緒にいられないから。


気持ちが離れてしまうだろうからって。


不安だけで二人は別れを選んだ。


未来のことはわからないのに。


僕も気持ちが薄れるのだろうか。


新しい生活が始まったら、君を忘れる日がくるのだろうか。


頬杖ついて、その横顔を見る。


夕陽をバックにした君は、どこか寂しげな笑みを向けた。


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