43/50
43
合格発表の翌日の教室は、後のなくなった私立受験組を尻目に浮かれているものと、気遣い慎ましくあるものに分かれた。
「今日からバカみたいに遊んでやるぜー!」
前者である親友はそう嘯いてまわる。
後者である僕は、先に進路を決めていた君に報告すべきか迷っていた。
「またこいつと一緒だよ」
そんな迷いも親友の一言で吹き飛ばされる。
「受かったんだね」
「うん」
「おめでとう」
「ありがとう・・・」
久しぶりの会話に胸が躍った。
合格発表の翌日の教室は、後のなくなった私立受験組を尻目に浮かれているものと、気遣い慎ましくあるものに分かれた。
「今日からバカみたいに遊んでやるぜー!」
前者である親友はそう嘯いてまわる。
後者である僕は、先に進路を決めていた君に報告すべきか迷っていた。
「またこいつと一緒だよ」
そんな迷いも親友の一言で吹き飛ばされる。
「受かったんだね」
「うん」
「おめでとう」
「ありがとう・・・」
久しぶりの会話に胸が躍った。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。