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そうこうしている間に、合格発表の日が訪れた。


最寄り駅まで慣れない電車移動。


校舎に貼り出された受験番号を、白い息を吐きながら見上げる。


人生の岐路に立っているのに僕はどこかで醒めていて、周りで騒ぐ輩を尻目に粛々と番号を目で追った。


「あったか?」


隣で一通り喜び終えた親友がこちらを遠慮がちに窺う。


「ああ、あった」


自分の番号を見たままそう言うと、力強く肩を抱かれ、揺さぶられた。


喜びより、安心が全身を包んだ。




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