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外させてくれない視線のまま、僕は反射的にテキストの隅を手で隠した。


「え? そこに何かあんの?」


目敏い親友にその行為は、何かがあると言っているようなものだった。


「なんでもない」


無遠慮に掛けられようとする手を制す。


「何でもないなら隠すことないじゃん」


それは尤もなのだが、手の内を誰かに見られる訳にはいかなかった。


「やだ」


上手い言い訳など全く思い付かない。


君はほどいた視線をゆっくりとテキストに落としていく。






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