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告白を決意したら、どこか落ち着かなくなった。
「昨日の夜、ラジオ聞いた?」
親友の唐突な問いに飛び上がってしまった。
「なんで」
僕があのラジオを聴いていたことを知っているのか。
「そんな驚くことないだろ。ただ訊いただけじゃん」
ヘラヘラする親友に咳払いをして誤魔化すと、同じタイミングで隣のそれと重なった。
「何? 二人とも聴いてたってこと?」
僕は反射的に君を見た。
君も同時に僕を見た。
二人は慌てて視線を逸らした。
告白を決意したら、どこか落ち着かなくなった。
「昨日の夜、ラジオ聞いた?」
親友の唐突な問いに飛び上がってしまった。
「なんで」
僕があのラジオを聴いていたことを知っているのか。
「そんな驚くことないだろ。ただ訊いただけじゃん」
ヘラヘラする親友に咳払いをして誤魔化すと、同じタイミングで隣のそれと重なった。
「何? 二人とも聴いてたってこと?」
僕は反射的に君を見た。
君も同時に僕を見た。
二人は慌てて視線を逸らした。
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