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19/50

夜、勉強に集中するために断っていたラジオを解禁した。


流れるようなDJのトークやパワープッシュの曲がやけに新鮮に聞こえる。


<さて、今夜もこの時間がやって参りました―――>


お馴染みの悩み相談コーナーが始まった。


<東京都――区在住15才の女の子。"残すところは卒業のみ"さんからのお便り>


思いのほか近いな、と耳を傾ける。


<受験から解放されしがらみのなくなった彼に、卒業までに告白したいと思っています>


自分と同じような人がいたもんだと思わずラジオを見る。


<話すのが苦手なので手紙を書きたいのですが、思うように言葉が出てきません>


手紙――――言われてから自分だったらどう書くだろうと考える。


<どんな言葉で想いを伝えたらよいでしょう。とのことです>


メッセージを読み上げると、DJは一頻り自らの考えを語ったあと、


<それでは、今夜もみんなで一緒に考えましょう。ラジオの前のあなた。あなたならどう書く? ラブレター>


とリスナーにも答えを募ったのだった。


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