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 本番直後の学校は、当たり前だが受験の話で盛り上がった。


 余裕だったと嘯く者もいれば、沈黙を貫く者もいた。


 なんとなく、まだ何も決まっていない教室に〈勝者〉と〈敗者〉のグループが作られる。


「おかえり。がんばったね」


 僕はと言えば、君の笑顔に迎えられ、そんなゴタゴタに巻き込まれないで済んだ。


「ただいま。ありがとう」


 君がいてくれたから頑張れたんだ。


 本当はそう言いたかった。


 もう少しで零れそうな言葉を飲み込んだ。

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