アーカブ教授の魔法講座②(S)
「おーい、聞いているかね?」
「あ、すいません。自分で整理してたらちょっとこんがらがってしまって」
「まぁ、これだけのことを話したのだ。混乱しても仕方ない。続きを話しても大丈夫かね?」
「はい、続けてください」
「そうかね。では、続けるとしよう。まず一つ目は、人工の魔封石を使い、足りない魔力を補う方法。そして、その魔封石には必ず主となる者がいる。ここまで大丈夫だね?」
「はい、大丈夫です」
「では、最初に言おうとした方法。それが宝玉と呼ばれる物体を使う事なんじゃ」
「はい」
宝玉。まだ名前しか知らない謎の物体。一体それがなんだというのだろうか。
「宝玉とはな、魔力を生み出し続ける物体なんじゃ」
俺はその言葉を聞いて驚きを隠せなかった。
「魔力を生み出し続けるって、そんな事が出来る物体があったら魔封石なんかとは比べ物にならないくらいのすごい物じゃないですか!」
「ワシも見たことがないし、確証はないが。歴史書にはこう書かれている」
そう言ってアーカブ教授は机の上にある小さな本棚から一冊の本を取り出して読みだした。
「その宝玉、選ばれし者のみ力を貸し与える。宝玉が生み出すは大いなる自然の流れ。そして、力貸し与える代償として宝玉の願いを叶えん」
「自然の流れ? 宝玉の願い?」
無機物に願いなど出来るわけがない。
「自然の流れは天然魔力のことなんだと思うんじゃが、願いが何を意味するものなのかはまだ分かっておらんのだ」
「そうですか」
話を終え、そろそろ部屋から出て行こうとした時。教室のドアが勢いよく開けられた。
「アーカブ教授! 至急職員室に来てください!」
入ってきたのは寮長さんだった。
「そんなに慌てて一体どうしたというんだ?」
「巨人が、サップーケに現れた巨人がこちらに向かって来ているんです!」
「何じゃと!」
「対策会議を行います。早く来てください。俺は他の教授に連絡しなくてはならないので」
寮長さんはそれを伝えると息つく暇もなく走り去っていった。
はい、どうもSです。
まず皆様にご報告がこざいます。この作品ウェザー・スルーの閲覧数が1,000回を超えました!!(ドンドンパフパフ!)
いやー、これも皆様のお陰です。この先も仲間の二人と頑張って行きますので、どうぞよろしくお願いします(土下座)。目指せ閲覧数10,000回!
では、お話の振り返りです。アーカブ教授。まぁ文字どおりの名前ですね。私が名付けたんですが、名前が全く思いつかなかったんでarchiveから一文字とって、アーカブとなりました。すぐにアーカブ先生との話は終わるかと思ってましたが予想より長くなりました。
こういうところもリレー小説ならではですね。自分の予想を超えた展開や設定が出てきたり、逆にここで今やる必要あるのかな? とか思うものもあります。だけどそれが何だかんだで纏まって、小説になるのがおもしろいですよね。
さて、では今回はこの辺でお別れです。また一週後に会いましょう。




