記念日(O)
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この世界は生きている。
全ての生き物はこの世界の気まぐれによって動かされている。
一部の生物はこのことを考える。考えなくてもいい生物もいる。
考えるか考えないかは、そいつ次第だ。
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「今日で上空の魔法陣が出てから14年が経った。そりゃ~もう何もないじゃろうと考えるじゃろ? その考えは甘いわい! 過去の惨劇を思い出せ。そして常に見張り、覚悟しておけよ~? まあ、毎回言ってることだから? チミたちはよ~くわかってるだろうけどなぁ」
今日の学長は張り切ってるな。
言われ慣れた言葉を聞く集会は眠くて仕方がない。そんな毎日毎日、魔法陣に気を配ってちゃ生きてけねえわ。
「なあ、学長しつこくね?」
俺が隣のムルフッフに問う。
「え? そう? ボクは常に見張ってるけどね。キミは学長の言うことを聞かないタイプなのかい?」
あ、めんどくせえやつだな。
「いや、俺も気配ってるぜ」
「それなら安心したよ、キミとは上手くやってけそうだ」
誰が上手くやるか。
集会が終わり、寮に戻る。
「よし、寝よう」
そう思ったとき、
「はーい速報ー!!」
寮長が大きな声をあげた。
「はーいはーい、みなさんいいですかー。部屋にいても聞いてくださいねー! こっから西に10キロメートルのロリエンヌ市にC級アギラが出現したー! 暇なやつ行ってきてくださーい」
C級かよ、行くわけねえな。
「キミキミ」
ノックもしないで部屋に入ってきたのは先ほどのムルフッフだ。
「キミ、そこで寝てちゃダーメでしょ。キミとはうまくやるんだからついてきて援護しておくれ。」
「は? 何で俺が行かなきゃいけねえんだよ」
「暇だろ?」
「それが何か?」
「あ、そう。キミがしてきた数々のこと学長に言っちゃうからね」
「おい、待て待て。行かないと誰が言った?」
確信した。ムルフッフのことは嫌いだ。
俺は嫌々ロリエンヌ市に向かうこととなった。
どうも、初めましての方は初めまして! 今回からこのリレー小説をやっていこうと思います!
まず自己紹介から。この話を書きました、Oです。
今回俺は初めてのファンタジーということで、どのようにすればいいのか悩みました。それでファンタジーといえばなんだ? と思い、まず浮かんだのが魔法陣です。ファンタジーっぽいでしょ? ファンタジーですから。
後先考えずに真っ直ぐな気持ちで考えました。リレー小説なので何が待ち受けているかわかりませんからね。
これからどのような展開になっていくのか楽しみです。
では、次の話をお楽しみください。