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自転車安全整備士、自転車技士、車いす安全整備士試験覚書  作者: 鴉野 兄貴
はじめてのしけんは ぐた ぐた だ
6/35

当日の実際の流れを連れ連れ回顧する

 5時半

 モーニングコール役を仰せつかって携帯に電話を飛ばす。

 6時

 職場に集合。

 マネージャーさんの車で現地に。

 マネージャーお疲れです。今度何かおごらせてください!


 8時

 駐車場が開いていたと記憶している。

 はっきり言うがさっさと入っておかないと有料駐車場を使う羽目になる。

 というか、堺の商工会議所の会場の周囲は朝も使えるトイレが遠くのコンビニしかない。

 むさくるしい男どもがエロ本の前で悶々としていても純粋なトイレ待ちなので堪忍してやってほしい。けっしてスッキリするためではない。

 スッキリするにしても純粋な意味だ。勘ぐってはいけない。


 実技試験(技整 同時)について


 受付がはじまるちょっと前から騒がしくなる。

 某ショップが大軍団を送り込んでいる。


 大量のブレ取り台が荷台に乗せられて運搬される姿はなかなか見ものだ。

「あああ?! 台車持ってくればよかった?!」「来年はもってこよう」「死亡フラグ立てないでください●●さん?! いやっす?!」

(2015年度再受験時、結局筆者たちは忘れました)


 というか、小柄な影もちらほら。

「女の子もいるね」「あれ女っすか?!」失礼なこと言うな。ちょっと丸刈りだったりするだけでかわいい子じゃないか。

 ソロ特攻もいるのでブレ取り台をバザールしてしまう子も。

 調整大丈夫だろうか。ブレ取り台くるってなければいいが。

 というか、パークツールのブレ取り台の横ブレ取りゴムの先端を見事に落とした奴がいる。

 なくなったらブレとれねぇ?!

「いや、俺ブレそれでも取りましたよ」「だからってなくしてよいわけがない」

 受付が終了したら自転車を持ち込んでいいのだが別に24インチの自転車を持ち込んでもなにも言われていなかった。

 試験用車両やレギュレーション不備車両についてはたぶんすべての試験が終わってからダメ出しになるのだろう。時間足りないし。

 なんという無慈悲なダメ出し。

 ちなみに自転車を新車で持ち込み、ペダルが付いていなくて落ちたという報告がある。通販で買う人は注意しましょう。ちゃんと中身検査のこと。逆にハンドグリップは取っておいてください。不要かつ時間切れになりかねません。


 受付   9時から10時

 というか、かわいい女の子もいたりする。

 多くは彼氏持ちだが。

 あと、家族連れのお父ちゃんと応援するおかあちゃん、小さい娘さんがいてほほえましかった。

 自転車安全整備士や自転車技師はショップ、ホームセンター、大型家電量販店で一人はほしい資格だ。

 平均月収は17万程度とされていて正直しょぼいのだが、『いないとダメ』系統の資格なので女性にとって便利だったりする。

「このサイト、『女性の受験者が増えている』って業界の願望入ってますよね」こら。

 一応、資格取っていたら上記の職場に簡単にアルバイトで潜り込んだり、

 シフトで大いに我儘をかましても我慢してもらえるからママさんにはいいと思うよ。

「修理そのものは専門のスタッフがすでに雇われているはずだし」「ですよね」

 自転車屋は次々つぶれているので修理技術者は飽和している。

 資格があるかどうかはまた別になるけど。


 準備作業 受付終了後から10時20分


 入ったらさっそく準備状態に分解する必要がある。

「サドルに傷が入ってたり車体に傷がある受験者は申請しなさい」と試験官さんが叫んでいる。

 どうも、多少の傷ならこの段階で説明すればおkらしい。

 わざわざ練習の過程で傷ついたスポークやリムの新品を本番用に買った我々の立場は。

 いや、買っておいたほうが安心だけどね。

 余裕ぶちかまして10時10分くらいに入ってきた受験者はちゃんと事前分解できたのだろうか。

 堺の会場は清潔で絨毯があってクーラーが効いている。

 筆者はさっさと終わらせて荷物と靴を枕に寝ていた。

 パトカーで寝るよりは快適である。

 また、この間はトイレに行くのも自由だし、部外者も出入りできる。


 事前説明 10時20分から10時30分

 これから本番である。続く。

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