【コラム。前科一犯。自転車二人乗り】
2014年八月八日。筆者は出勤のため駅前へと向かっていたのだが。
ものごっついいきおいで警察官10人ぐらいが走ってくる。男も女もいる。
「確保ぉ~~~~~~~~?!」そのトップランナーな警察が近くで走っていたヤンキーカップルの自転車のハンドルをひっつかんだ。あれは危ないのだが。
「なんでじゃあああああああああああああああ?!」キレるにーちゃん。朝方の捕り物である。
『自転車の二人乗り禁止』『自転車で歩道を走ってはいけない』
『歩道を走って良い自転車は標識の指示がある場合、子供や障碍者が乗っているときである』『飲酒運転は論外』
こういった自転車の世界の常識は案外一般には浸透していない。
『自転車は軽車両である』バイクなら反則金(青切符)で済むが自転車はいきなり前科(赤切符)である。
『前科一犯。二人乗り』
ヤンキーにとって前科なんて箔だ。
そう見栄を切りたい気持ちは解るが、こんな罪状情けなさ過ぎて涙が出る。
ところで、状況的に二人乗り程度しか困った行為はやっていなかった筈だが本当に彼は二人乗りだけだったのだろうか。
正直、二人乗りで検挙は筆者的にはやり過ぎだと思っている。別件だったのかも知れない。
なお余談だが子供を乗せるための専用自転車ならば子供を乗せても検挙されない。
取り敢えず自転車安全整備士の筆記(○×問題)はこういった自転車業界の常識を五〇問も答えるという実に愉快で眠くなる試練に耐えなければならない。
ゆめゆめ復唱しておくべきであろう。
もちろん面接でもこれらの問題は出る。
筆者は当日に練習問題を半分まで読んで断念した。
正直、知らなかったことも多々あったが概ね面倒すぎる。
普通に○×解いてれば問題なく7割は解けるんじゃないだろうか。
あ、自己責任でお願いします。
※昨今は普通に難しくなっており、50問試験は余裕で落ちるそうです。(2019/2/23追記)