知らない人は知らない基本的なことを徒然と
車いす安全整備士試験における筆記試験を落ちるひとはごく稀である。繰り返すが筆者受験時は筆記を落とす者はゼロであった。一応自習時間を設けており筆記自習室を解放してくれるが教官たちは実技をやるように推奨する。
どれくらいの扱いかを示す話を教えよう。筆記は全員退出後、時間中でも忘れ物確認して閉室になる。 忘れものした人は結構早く取りに行ける。(試験開始後途中退室時間でほとんどの方が退室するため)
そんなんでいいんかい。いいのである。その方が便利だ。
さて、いくつか工具などを知らない人のために解説する。
ゴムビニール手袋にアルコール消毒禁止。ゴムが痛む。
消毒剤はものによって蒸発時に殺菌するもの、つけて殺菌するものなど機能が別れる。この殺菌は自身を守るため絶対にこまめにやってほしい。
介護をやる人にとっては当たり前だろうが目に見える汚れより目に見えない汚れが危険である。
余談だが筆者はショーワグローブのテムレスを愛用している。薄い。蒸れない、指に吸い付くので作業しやすい、清潔、おかんがやま登りに使うくらい頑丈かつ滑らずほどほどに暖かい。
そして何よりスマホが使える。ホームセンターで四百円くらいなので自転車作業手袋としておススメする。
ボルトがネジ、ナットが留め具。ネジは時計回りで閉まるのが基本。基本ナットを六角で締めボルトはドライバーで支えるのみにしてほしい。高確率でネジ穴を舐めてバリが出て利用者が怪我しますので。だが慣れないとボルトではなくナットを締めたり緩めたりするため「あれ、時計周りだっけ」とかなってしまう人もいるようだからちょっと落ち着いて考えて欲しい。
なお、電動工具およびラチェット禁止だがボックスドライバー(六角ドライバー)は禁止されていない。六角レンチの苦手な人はこれで予備締めして六角レンチで締めても良い。
ナットを締める例がひとつだけ。その例外は制動用ブレーキ取り付けのナットです(介護者が使うブレーキ。背面にある)。バリが手を傷つけてしまうので。




