車いす整備士試験までの覚書
【以下、JASPECさんのサイト(http://www.jaspec.jp/)より引用記事】
一般社団法人日本福祉用具評価センター、略称をJASPECといいます。
JASPECは福祉用具専門の独立した第三者試験評価機関です。
JASPECは、工業標準化法に基づく「試験所登録制度(JNLA制度)」における登録試験事業所です。
【車いす整備士とは】
その定義:福祉用具に関連する対象者に対して、車いすを安全に継続使用する為に必須な知識と技術を提供する。
本資格を設置する目的:車いすを実使用するにあたり、点検整備補修によるマシンエラーを無くす事と、継続使用における問題点への認識を社会通念として広げる。
【国家資格か】
業界各社による民間資格。ただし2019年2月時点で国内にて車いす整備を扱う資格はこれのみである。
【受験資格】
調べてみたが特にないらしい。自転車安全整備士や自転車技師と違い勤務年数も不要。
【どのような人物が受験しているか】
JASPECさんが受講生からのアンケート結果を開催報告としてPDF形式にてサイトで公開している。2017年度は以下の通り。
福祉用具貸与110名。福祉用具卸業38名。福祉用具メーカー17名。自転車関係19名。在宅医療介護4名。施設医療介護26名。病院医療介護25名。来客用備品担当4名。その他41名(※その他の内訳:子供服メーカー、機能訓練、福祉事業立ち上げ中、介護関連サービス、建築業、板金業、介護タクシー、事務(車椅子使用者)、理化学機器製造業、電気通信工事業、支援学校教員、自動車整備業、就労支援、印刷会社、自動車ディーラー、ホームセンター、保険業、クリーニング業、義肢装具士、ネットワーク関連、ボランティア、就労支援、小売業、自動車運転手、人材派遣業、自動車板金業、他福祉用具メーカー福祉用具卸業福祉用具貸与その他来客者用備品担当病院医療介護施設医療介護在宅医療介護自転車関係)。
【受講者数。合格率】
毎年推移しているがだいたい一回の会場に50名ほどで合格率は66%ほど。全体でも筆記試験に落第するものは一度の会で全体のうち2名以下(※筆者達が受講した2019年2月開催神戸ポートアイランド内ニチイ会館会場では筆記試験における不合格者はゼロ)。実技試験はペンチを用いたワイヤーブレーキ調整を確認した上でインナーワイヤープライヤーの使用を認めたことにより若干合格率が上がったとされる。
【受験にあたって】
助成金制度がある。会社勤めの人は活用の事。詳細はJASPECさんのホームページにて。
ふくせん(全国福祉用具専門相談員協会)の奨励ポイント対象になったらしい。
【実際に受講する場合の当日までの流れ】
JASPECさんのホームページにある開催計画から参加希望回を確認する。
事前登録用紙をJASPECさんの所にとりに行くか、ホームページのPDFをダウンロードして印刷し、JASPECさんに送付する。受講は確定されないので予約枠30名が既に埋まっていてもひるまない事。
二か月ほどして空きがあれば開催の案内が届くので参加申込書を書き送付する。忘れたころに来るので注意。筆者はコンビニからファックスにて関係書類を送った。
送付した週の末もしくは翌週初日くらいに請求書が送られてくるので請求額を振り込む。
テキストおよびDVDの予習をしたいところだが送金した週の末もしくは翌週初日くらいになることになるが、下手をするととんでもなく遅くなる。
テキストと申し込んだ場合DVD、受講票、持参品リストが届く。この際事前にインナーワイヤープライヤー送付を希望していた場合届く。
持参品リストに基づいて必要な工具等を揃える。この時に推奨工具が判明し、比較的良心的な価格で販売される。安く抑えたい場合は意外と量販店併設の百円ショップの自転車工具コーナーなどに売っている。推奨工具等を揃える為とにかくカネがかかる。事前実技講習を受ける場合は別途料金必要。
当日受講。時間は守ること。




