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7/16

episode7 それぞれの努力

スーパー戦隊の後継作品が『超宇宙刑事ギャバン』に決まったようですね。

ギャバンなら『ゴーバスターズ』にも登場していましたし、同じ特撮作品という意味でも、全く毛色の違う番組にならず少し安心しました。

---from professor risa side---


「これは、ちょっと面白いかもしれない。」

不謹慎だが研究者として純粋に楽しい。


この前、空飛ぶカボチャ頭のモンスターが岩に封じられ魔石になった。

その魔石は火の魔石。


火の魔石は思い入れがある。

私が魔石の研究。そして、そこから始まる魔石の洞窟の研究を始めたきっかけになった魔石なのだから。


私は黒滝教授のフィールドワークに付き合い偶然にも魔石を発見し、偶然にもその魔石から火を生み出せることが判明した。今、振り返るとそれは多種の魔石の中の火の魔石であった。そこから化石燃料の代わりにならないかという動機で私の研究が始まった。


いままで、魔石がどのようにしてつくられるかが謎であったが、これで一つ謎が解明されたわけだ。


私は研究職特有の好奇心から他のモンスターだと別な魔石になるのではないか?という仮説を立て、試してみた。

結果から述べるとその仮説は当たっていたようだ。


空飛ぶサーモンのモンスターは水の魔石 空飛ぶ岩のモンスターは土の魔石 空飛ぶ鳥のモンスターは風の魔石になった。


魔石はエネルギーである。という事は魔石のエネルギーでモンスターを倒せるのではないか?

そうすると永久に攻撃できる仕組みができるので、モンスターに阻まれて遅々として進まない脱出も進むのではないか?


そのような仮説の元、トライしてみたが結果はNGであった。

火の魔石をつくって火のモンスターを攻撃しても効果が薄いのである。


それに根本的な問題としてモンスターを吸い込み魔石と帰る岩を持ち運ぶすべがなかった。

下手したら私たちも吸い込まれる危険性があるからだ。

ただ、一つ面白いなと思ったのが土の魔石

上手に使うと洞窟を成形できるということがわかった。

今まで脱出口を探していたが、工夫することで脱出口を作ることができる可能性がでてきた。


限界と想定される日まで残り53日。

仮説による仮説を繰り返すことで具体的な脱出スキームが見えてきた。。



---from underground empire  side---


「タイタン達の行方はわからないのですが!」

宰相ユミルの焦る声が響く。


プロミネンス・ライト・ファイアの侵攻失敗後、彼らは四天王タイタンとともに行方が分からなくなっていた。


「まさか、地上の戦力に全員倒されたのではないでしょうね。」

宰相ユミルの焦る声が響く。

「宰相よ。落ち着け。仮に倒されたのであれば、それを今、ぐちぐち言ってもしょうがないではないか。」

デビルフィッシュが渋面を作る。

タコの頭部をもつデビルフィッシュが渋面を作るとしわくしゃになり表現のしづらい顔になった。

それを見てヘドリアが吹き出しそうになったのは秘密だ。


「いや・・しかし、これで四天王2名が欠け半分になったのだぞ。逆になぜそなたらはそれだけ平静なのだ。」

宰相ユミルが口から泡を出して責めるようなことをいう。

ユミルが言うように確かにこの事態に対しての温度差はあった。


これは宰相と四天王の成り立ちの差であった。


宰相ユミルは生粋の帝国人である。

一方、四天王は「最強の武力集団」として、出自よりも力が重視され、他国から引き抜かれた武人たちによって構成されていた。

アオイは青の国 第一王女であり青の国 魔法兵隊長。

タイタンは赤の国 第一戦士団長

ヘドリーは地の国の参謀長

デビルフィッシュはSSSランクの最強とうたわれたフリーランスの格闘家


帝国への忠誠も薄いし、仲間意識も低い。

それに「オレが最強」と自負している。

アオイやタイタンが離脱しても「弱いから」としか思っていない。


それが良くも悪くも帝国の四天王であった。


「ねえ。タイタン達がいなくなったのであれば私が『地上』に行ってもよくて?」

ヘドリーが囁くように、歌うようにいった。

「タイタンだけ楽園『地上』にいけたのはズルいわ。私も青空というものをゆっくり見て見たいの。それに・・・私に一つ考えかがるの。」


ヘドリーの提案に帝王は短く頷いた。


---from akaishi side---


「お願いがあります。稽古をつけて欲しいのです。」

山吹が不意に相談をしてきた。

「ぬう。」

稽古をするのはやぶさかではないが・・・


我が総合格闘技は習得している。。

しかし山吹の得物は剣である。

我は剣術はそれほど得意とはしていない。ましてや人に教えることのできるレベルには達しておらぬ。

我が教えることができるとしたならば格闘術ではあるが、まさか格闘術を習得したいという主旨ではあるまい。


「・・・理由を聞こう。」

その動機によって我も対応が変わってくる。

「僕は弱いんです。」

ぬう。そうだろうか? 

山吹は全体視野が広い。

常に戦場を俯瞰してみておる。


そしてスキーズを上手に意表をつく活用を行い敵を見事に撃退している。

決して弱いとは思えぬ。


例えば我が山吹に挑んだとて勝てるビジョンが浮かばぬ。

スキーズの砲撃で手も足も出ず撃沈されるビジョンであれば浮かぶのであるが・・・ぬう。こう考えると稽古が必要なのは我の方ではないか!

我の方こそ慢心せずに精進せねばならぬということではないか?


「僕はスキーズ抜きでは勝てません。手札が一枚しかないのです。これでは手詰まりになります。せっかくもう一つの手札レーヴァティンという剣があるのにまったく活かせてません。弱いんです。強くなりたいのです。そのために力を貸してくれませんか?」

「弱い? そうだろうか・・・十分強いと思うが。」

「昨日の戦いの話をしますね。僕とアオイちゃんとで戦闘を行いましたが手間取り結果タイタンという援軍が来てしまいました。あの場に赤石クンがきてくれなかったら負けてました。僕が前衛としてこの剣を使いこなせていれば、もっと違う展開にできました。」

「ぬう。」

「それに、折角、敵に発信器をつけてリサ教授の居場所を探るというミッションを立案しても弱いと実行できないのです。」

「・・・。」

山吹はそんなことを考えていたのか。頭が下がる。

そして漢としてその悔しさは我の心に響くものがあった。

「我は剣は知らぬ。」

「・・・。」

「だが、稽古なら付き合おう。」

「ありがとうございます!」

山吹は元気いっぱいにお礼を言った。




---from yamabuki side---


いやあ助かりました!

赤石クンが僕の特訓に付き合ってくれて。

彼はどうにもつかめないところもあり、ところどころに個人主義かなと思う言動もあり、

もしかしたら断るかもしれないと内心、ドキドキしていましたが問題なかったようです。


僕は普通の研究員です。

戦闘は得意分野ではありません。


まあ、モンスターの出現する魔石の洞窟を研究のフィールドワークとするリサ教授の下で研究していましたからある程度のサバイバル技術は得ていましたが・・・。

それで戦えるか?となると自分のことならが疑問符が付きます。


そんな僕がレンジャーワンとして戦えているように見えるのは、移動砲台ともいうべき空飛ぶ船スキーズを最大活用していたからです。


しかし、これだけではこれから戦っていくのは難しいとわかりました。

別な手段を考えなければなりません。


幸い、別な手段に心当たりがあります。

僕にはもう一つ武器があるのです


炎の剣レーヴァティンです。


この武器を自在に使う事ができれば僕の戦闘力の幅があがることはわかっていたのですが、竹刀とも、日本刀とも、レイピアとも違う形状の剣なので練習方法がないのです。

困りました。


そこで考え抜いたあげく思いついたのが赤石クンとの実戦稽古でした。


赤石クンの境遇がどのようなものかは分りませんが、どうも複数の格闘術に精通し、組み合わせオリジナルの赤石流ともいうべき実戦向きの格闘技を使います。彼との実戦稽古でレーヴァティンの扱い方を身に着けていくというのが、今の最善手ではないか?と思ったわけです。


赤石クンがどのような気持ちで引き受けたかまではわかりませんが助かります。


それで稽古を始めたのですが・・・

この分厚くて幅広の剣の取り回しがうまくできません。

小回りが利かないのです。


こちらが袈裟懸けする間に赤石クンは見事な円運動で横にまわり、突きを繰り出してきます。僕はすでに袈裟懸けのモーションの途中なのでどうにもできず突きを喰らってしまいます。剣道三倍段なんて嘘です。

コテンパンに赤石クンにやられてしまいます。


「ぬう。武器の良さである間合いが活かされておらぬ。とにかく型にはまらず敵を近づけぬよう意識してみてはどうか? その武器は剣道の竹刀でも、フェンシングのフルーレでもない。剣術の型は忘れてみてはどうか?」


「剣で敵を近づけない・・・ですね。」

リーチを活かして敵を近づけない方法・・・弾幕をはる。振り回す・・・

「こうかな?」

正眼に構えつつ剣で丸い盾をイメージするかのように大きく円を描く。


「え!」

「ぬう!」

まるでこれがこの剣の正しい運用でしたとでも言うかのようにレーヴァティンが炎をまといます。

そして切っ先で描いた円が炎の盾となりました。

炎の盾はレーヴァティンを離した後も中空に残り続けています。

これってもしかして・・・


切っ先でハートを描くと、そこにはハートの形をした炎が残りました。

僕はちょっと面白くなっていろいろ描いてみました。

これでも絵心には多少自信があります。


炎の鳥・炎のリンゴ・炎の犬・・・僕の目の前にいくつもの炎で描かれたアートが並びました。この剣は炎のクレヨンだったのですね。


「ふむ。炎の盾を中空に設置できるとは・・・面白い。ゆくぞっ! 山吹!」

え!えっ!


なんか赤石クンがファイト燃やしちゃってます。

赤石クンがサイドに回ります。

まあ、そうですよね。

正面には僕の書いた炎のアートが並んでます。

正面から攻めるとダメ―ジを受けます。

当然、その動きは見えるので剣を振り下ろします。

赤石クンがバックステップで下がります。


・・・なるほど、炎のアートで敵の行動範囲を潰す。という方法であれば僕でも戦えそうです。

今は正面にのみ炎のアートを設置したので、赤石クンの選択肢が左右二つ残ってました。


そのため、僕も赤石クンが左右のどちらから攻撃がくるかわからず、攻撃を当てることができませんでした。

もし、敵の選択肢を一つに絞ることができたら・・・僕なりの戦い方が見えてきました。


---from aoi side---

『今更、何をしてらっしゃるのかしら?』

「・・・ふふふ。カグヤ、アンタを倒せるかもしれないものを編み出しているのよ。」

『私を? 私はすでに倒されてアンタのスキルになっておりますが。』

「そこ不思議よね? カグヤ。なんでスキルになっても意識があるのさ?」

『私に聞かないでください。そもそも倒した敵のスキルを奪うなんてこと自体がファンタジーですから。』

「そうなのよね。そしてそのファンタジー設定を利用する気はあっても、胡坐をかくつもりはないのよね!」

私は最近手に入れたスキル土魔法で地面から石礫を何個も生成し宙に浮かせる。

『なるほど、ストーンバレッドの魔法ですか。確かにそれは一度射出できれば物理攻撃になりますから、魔法の蝶も超えられますね。ただし射出できればですが』

そういうとカグヤはスキル「胡蝶の舞」を使った。

魔法の蝶がきらびやかに舞い、その蝶の群れに触れた、宙に浮いていた石礫は力場を失ったように地に落ちていった。

『ストーンバレッドは地面から石礫を生成。宙に浮かせる。射出方向をきめる。射出と物理攻撃化するまでの魔法操作の段階が多すぎます。これで私を倒すなんて甘すぎますわ。』

「そうね。これでは倒せるほど甘いとは思ってはないわ。」

そう言ってアオイは呪文を唱え、地面を杖で軽くたたく

「melta diki」

私が杖で叩いた場所に穴が開いた。その穴の中には溶岩が入っている。

最近手に入れたスキル「火魔法」と「土魔法」の複合魔術だ。

「ねえ。カグヤ? これは・・・消せる?」

『まあ。私のかわいい蝶を溶岩の中に入れろというのですか? 元お姫様のいう事は信じられませんわ。そんなことをしたら愛護団体から背中からプスリと刺されますわよ。』

「そんな過激な愛護団体って知らんわ。アタシはこの溶岩を打ち消せるかって聞いてるの!」

『・・・嫌がらせですか? 出来ないというのはアンタが一番よくわかっているのではないでしょうか?』

「おっしゃー。」

私はガッツポーズをとる。

仮説は正しかったようだ。

カグヤのスキル「胡蝶の舞」は魔法そのものを打ち消すことはできる。

が魔法で作って出来上がったものや召喚したものには干渉できないのではないか?

と仮説をたて魔法で溶岩を作った。その出来上がった溶岩そのものは消せない。なぜならあくまでも出来上がった時点で「溶岩」であり「魔法」ではないからだ。


「じゃあ次ね。」

そう言って私は先程、力なく落ちたストーンバレッドの魔法で作った石礫を何個も溶岩に放り込む。

「Járnsverð! Járnsverð! Járnsverð!」


私の呪文をともに溶岩から剣が出現。それも一振りではなく溶岩に放り込んだ石礫の数だけ剣が出現し上空に飛ぶ。

無数の剣は空を覆い、刃を下に向ける。


「カグヤ。あの剣を今から降らせる。『胡蝶の舞』で防げるか試してみない?」

『・・・いじめですか? 防げるわけないでしょう? あれは溶岩を炉として作った「剣」ですから。それを重力で落とす仕組みですわね。「重力」も魔力ではありませんわ。』

「よっしゃー。」

アオイがそういってガッツポーズをとると、中空に待機していた無数の剣が地上にむけて落下した。

降り注ぐ剣の雨。

終わってみると地面に突き刺さる無数の剣の林が出来ていた。


私はその内の1本を取り出した。

刃こぼれが多い。

「うーん。改良の余地ありね。それでも『胡蝶の夢』発動下で戦える算段がついてきた。」

『なるほど・・・さすがは四天王最強と言われた、青の国の戦術家ですね。魔法使いの身でありながら『胡蝶の夢』の影響下で戦う術を考えるとは・・・』

「急に褒めないでよ。カグヤから褒められると調子が狂う。」

『私は素直ですからスバラシイと思いましたものにケチをつけるような真似はいたしませんわよ。これを考え付いたのは前回のタイタン戦の反省ですね。』

「・・・そうね。あの時タイタンに勝てたのは、実は運がよかっただけなんだよねー。実際は手詰まりだったんだ。」

私は前回のタイタンとの戦いを思い出す。


敵はタイタンとその部下の二人。こちらはアオイと山吹。

数は互角だが、その時、タイタンの攻撃魔法を防ぐ手立てが『胡蝶の舞』しかなかった。

そして『胡蝶の舞』を発動した瞬間に私自体が魔法を使えず無力化する。

そうなると2対1になる。そして山吹は単体格闘能力は低い。

つまりタイタンが攻撃魔法を放った時点で負けていた戦いであった。

あの時、赤石が間に合わなかったらやべーことになっていたのは間違いない。

運よく価値を拾っただけにすぎないんだよね。


そのため私は『胡蝶の夢』発動下でも戦える魔法使いとしての新たな戦い方を編み出す必要があった。

粗がまだまだあるものの一応は『胡蝶の舞』発動前に色々準備しておけば何とかなりそうなイメージは出来てきた。


『もしもし、黒滝じゃ。緊急事態じゃ。魔石洞窟入口から帝国兵を名乗る集団が出現した。レンジャーワンは直ちに急行してもらいたい。』

ドラウプニルから通信が入る。最近、山吹がドラウプニルと地上のスマホとかいう通信機器をつなげたためこのようにタイムリーに情報が入るようになった。

了解の意をレンジャーワンの取りまとめている黒滝教授に伝えた後、私は「今回はずいぶんと正攻法だな」と呟いた。


今まで魔石洞窟入口からの正面突破はなかった。

枝道を土魔法で作成し、その枝道から侵攻するという作戦で、どこに現れるかわからない厄介さがあったが、今回の侵攻は正面突破で来たらしい。

今回は逆に正面突破はないという先入観の逆をつかれて「地上」に出られてしまったようだが・・・

「その意表を突くのが狙い?」

そんなら成功だけど?

何か腑に落ちないものが私に残った。


---from Hedria side---


「これが地上。」

まずは青い光が飛び込む「空」というらしい、そして帝王様のように君臨する「太陽」の強い光。地上にはその太陽に届けとばかりに高層の建物が並んでいる。

あのような高い建物、地底では城以外にない。

いずれも地下では見慣れない光景。


「地上とは・・・空の国か」

スバラシイ。この景色だけでも来る価値がある。

これが我々地底帝国や地底の国家群が憧れた伝説に謳われた楽園「地上」


「こっ こっ これはすごいですね。って てん 天井がないですよ。あっ青!真っ青!」

「・・・実際に目にするって大事ね。本にはこの景色は書いていない。」

「この景色はお金で変えられない。この風景を見られるなんて役得ですわ。ヘドリア様の付人兼秘書兼副官兼護衛兼監視役になった甲斐がありますわ。」

部下達がそれそれ「地上」を見た感動を言葉に載せる。


それぞれメンドーサ・タイギ・ダルという。

メンドーサとタイギは地の国時代の弟子兼部下

ダルは帝国から派遣された副官(?)である。

全員女性なのは優秀だからで、特に意味はない。私の趣味でもない。


「・・・この景色を地底に住む全ての人に見せてあげたいわ。」

タイギが長く黒い長髪をかき上げながらつぶやく。

「で で ですよね! うん。す す す素晴らしいと思います。」

メンドーさがコクコク首を縦に振って同意する。


私は愛弟子の様子を見て目を細める。

「そうね。そのための準備をしましょう。タイタンは随分、「地上」でやんちゃしたようね。丁度いいわ。その流れを利用しましょう。・・・ダル? 準備はよろしい?」


「私があの程度の準備を怠ると思ってます? だた洞窟の出入り口から出撃して人化魔法を解く。それだけですよね。」

「ダル。それだけがいかに難しいか理解したほうがよくてよ。今、私達が簡単に地上に来ることができたのはタイタンがあちらこちらに横道の穴を開けて結果的に『敵は洞窟の出入り口からではなく、横道からくる』という先入観を与えたから。この布石がなくては、「地上」にたどり着くことさえ難しかったのよ。」


「それがアンタの言うタイタンのやんちゃを利用しようという策ですわね。」

「そうね。それも一つね。策はシンプルで『なぁんだ、そんな事。』と後から思えるようなものの方がよくてよ。」

「なるほど元地の国参謀長のお言葉、胸に刻んでおきますわ。それよりも如何に帝国必勝の人化魔法といえど、あれでは無策過ぎませんか?簡単に倒されて終わりでは?」

「ダルの言う通り簡単に倒されるでしょうね?なんといってもレッドドラゴンを倒しちゃう相手よ。」

「では、なぜこのような無駄なことをやられますの?」

「さてなぜでしょう?」

ヘドリアはクスクス笑う。


ダルは部下とはい私にとって外様である。帝国の目付け役ですから。本当の腹の内を見せることができる相手ではないのです。


「メンドーサお願いしてもよろしくて。」

「えっ あっ は はいっ!」

メンドーサは慌ててロープからハムスターのような生き物を取り出す。

普通のハムスターと違うのは雷をまとっている。いや電気そのものがハムスターのような形どっていた。その電気のハムスターが分裂していく。


メンドーサの姿は電飾をまとっているようにピカピカ光っている。


ある程度、分裂したところで電気のハムスターは四散した。


「雷獣。いや雷獣の子供でしょうか? それをつかって何をするおつもりですか?」

雷獣の子供にドラゴンを倒せるような相手と戦わせても無駄であろう。

ダルの疑問はもっともだ。


「・・・この程度も見えないのかしら? 仮にもヘドリア様の部下ならこの『地上』を飛び交う雷の波長くらいは見て欲しいわね。」

タイギがわざとらしくため息をつく。

「まあまあ。ダル、いいこと。まともに相手のルールに乗る必要はないということよ。ルールは自分たちが有利な方に塗り替えなくちゃね。」

私は薄く笑った。


---from akaihi side---


我は山吹との特訓を切り上げ魔石の洞窟入口へ向かう。

我が姉救出のため席を置いている臨時のレスキュー隊「レンジャーワン」を統括している黒滝教授から「魔石洞窟入口に帝国兵出現」の報を受け取ったからだ。


今まで正面突破はなかったため意識が向いていなかった。

これぞ油断というものであろう。


幸いにして我らはの特訓場所は魔石の洞窟とは離れていない。


急行すると、魔石洞窟の入口では救助のための掘削作業中だった重機が無残に横倒しとなり、周囲では作業員たちが洞窟内から現れた帝国兵に襲われていた。


ぬう。これではリサ姉の救出が遅くなるではないか!

なんと理不尽な!


我は速やかにドラウプニルを操作する。

「An armor changes Tor」の機械音が鳴り響く。


我が肉体が派手な真紅の西洋甲冑のようなものに覆われる。

腰回りは大きなスカート装甲。肩の倍はある巨大な肩当に、膝から下もフレア装甲。右腕には二回りも大きな円筒形の腕あて。左手には腕には炎をデザインしたような円盾が装着される。


「Completion! The Fighter ・RED」

機械音と共に真紅の重装戦士に変身する。


「ぬぅん。」

変身後、間髪入れず、肩から背中にかけて力を入れる。腰を捻転。腕を鞭のように広げ体に巻き付ける。

「吐ーッ!」

捻転を戻すと同時に高速で 掌底を帝国兵にむかって突き入れた。

体がバネが戻るかのような速度で回転する。

そこから速射で繰り出す片手突き。


『Mjollnir hamme』

機械音と同時に右腕装着されている二回りも大きな円筒形の腕あてから放電。

大砲のような電撃が帝国兵にむかって走る。


帝国兵どもが木っ端のように吹き飛ぶ。


変身のよいところ本来、接近戦にて一体の敵しか倒せぬ我が得意技の片手突きが遠距離で複数の敵を倒す電撃の大砲と化すところであると我は思っている。


これを先手で行えば有利な盤面をつくることができる。


さあ、リサ姉の救出を邪魔した報い受けてもらおうか!



---from yamabuki side---


赤石クンとともに魔石の洞窟の入り口。もとい掘削現場にきました。

帝国兵が出現したと聞いたからです。


なるほど掘削用の重機が横倒しになり、作業員が襲われてます。


赤石クンは速やかに変身し、電撃の一撃を放っている。

この辺の判断の速さはさすがです!


僕は僕でやれることをやります!


僕は頭に流れてきたドラウプニル使用マニュアルに沿って空間に出現したタッチパネルを操作します。


同時に「An armor changes Frey」の機械音が鳴り響きました。


僕の体がド派手な黄色の全身スーツと軽鎧に覆われます。


フルマスクのようなヘルメットに頭部が全て隠され、その容姿はフル装備のモトクロス選手にも見えます。腰に大剣、背にはマントを装備しました。


「Completion! The Commander・yellow」


僕は機械音と共に黄色を基調とした神の戦士に変身しました。


敵を倒すだけならスキーズの大砲でもいいのですが、逃げる作業員に当たってもいけません。

ここは特訓の成果を試してみたいと思います!


逃げる作業員と帝国兵の間に入り、剣を振るうのではなく円を切っ先で描き大きな炎を盾を設置。設置。設置。設置します!


炎のバリケードです。


強行突破しようとくる帝国兵は炎のバリケードで熱さにダメージを受け仰け反ります。

その隙をレーヴァティンで斬ります。


「うん。いけます!」

やっと僕は白兵戦でもお役にたてそうです。


---from Hender side---

ワシはヘンダー・スゴーク。

四天王ヘドリア様を補佐する偉大なるダル様の部下である。

ヘドリア様は元地の国の将。

他国の有能な人材を重用するのは帝国の発展を考えると無理からぬことではあるとは重々承知しておる。

が、その中で帝国生え抜きのダル様が重用されているというのは同じ帝国生え抜きのワシにとって誇りである。


実力主義の帝国ゆえ致し方ないことではあるが、帝国生え抜きの将が少ないことには心を痛めておった。

その中にあってダル様は、我が誇りである。


かといってダル様におんぶにだっこではいかぬ。

ワシも帝国の将として活躍し、他国の引き抜きよりも帝国生え抜きの方が優れていると実績を見せたいとは常々思っておったところよ。


その好機がきた。


我らが憧れる伝説の楽園「地上」

その進出。

そして、四天王タイタンが敗れた相手。

その相手を任されたのだ。


ここで一旗揚げればタイタンに成り代わり四天王になるのも夢ではない。

初の帝国生え抜きによる四天王!

これで我が帝王も帝国民の強さを改めて見直すに違いない!


「ぬ? 敵か!」

電撃の攻撃魔法であろう砲撃が目の前を通り過ぎた。

僅かに額に汗が流れる。

砲撃のあった方向を見ると赤いフルアーマーの戦士と黄色い騎士がむかってくるではないか。


構えから推察するに先ほどの電撃の砲撃は赤いフルアーマーの方か?

黄色い騎士もまた我が兵の前に立ちはだかり剣を触媒に炎の魔法を繰り出し応戦し始めた。


ぬむむ。初手から名乗りも上げずに攻撃するとは!

「名乗らずに戦いに挑むのが地上の戦士の在り方か! 卑怯千万! 我は四天王ヘドリア様所属。ヘンダー・スゴークである! 戦士としての誇りがあるなら名乗られよ!」


「・・・臨時機動救助小隊 通称レンジャーワンに所属しておる。レッドである。」

赤い戦士が名乗りを返した。

うむ。見どころのあるやつである。


黄色い騎士は「いきなり攻めてきて、戦闘できない民間人を攻撃して名乗りも何もないですよね!」と憤慨しておる。

声からすると若いようだ。名乗りも返さぬとは嘆かわしい。あとで戦場の習いを教育せねばならぬ。


「うむ。機動小隊レンジャーワンであるな。いざ尋常に勝負!」

我が巨大な戦斧を取り出しレッドという勇士と対峙する。


「アホか」

という声と同時に魔法弾の雨がワシに注ぐ。

「な、なんだーっ」

魔法弾の発射されている方を見ると全身青の魔法使いがワシに向かって魔法弾を連射しておる。

「ぬおおおおー卑怯なぁ」

「戦いに卑怯ってあるか? 負けたら何もかも失うんだ。戦いは競技じゃないよ。覚悟が足りないよ。」

そういって魔法使いは極大の魔法弾をワシにむけた。

くっ! ワシはここで死すともこれだけは完遂する!


ワシはダル様からお預かりしたスクロールを広げる。

それには人化魔法解除の術式が記載されている。

ワシも帝国兵の一人

帝国の常勝手段をとらせてもらう。


即ち!

人間サイズにして兵とともに連れてきた巨大モンスターの封印を解き放つのだ。


ワシガここで斃れたとしても巨大モンスターは、レンジャーワンとかいう戦場の習いもない無作法者を屠るであろう。


フハハハハ!


レンジャーワン。最後に勝つのは帝国生え抜きのワシよ。

ここでワシの意識は途絶えた。


---from aoi side---

「アホは滅びた。」

『ひどくないですか?ですからお姫様と見られないのですわ。自覚ございます?』

「そんなこと言ったって、あれじゃ良い的じゃん。あんな暇があれば動けばいいのに。」

『様式美の頂点に立つ王族の言葉とは思えないですわね。』

「ええ。その様式美に沿ってたら滅んだからね。私ん国は。それじゃ滅ぶよと思えてくれたのは帝国だよ。」

『あら、そうでしたわね。それはご愁傷様。』


以上がスキルとなっているカグヤとのやりとりでした。

ちなみに敵の将らしきアホはすでに魔法の連発で制圧済み。

ちょっとミスったのは人化魔法解除のスクロールを使わせたというところだ。

そのスクロールを使わせないで制圧出来たら完ぺきだったがいたしかたない。

敵の将も意地をみせたという事なんだろう。


「それにしてもドラゴンの次は何が出てくるかと思ったら・・・巨大スライムねぇ。」


スライムも強敵だがワイバーンのような亜竜ならまだしもレッドドラゴンのような本物の竜には遥かに及ばない。

レッドドラゴン戦を終えた後だと、いささか物足りなく思える。


「あれがスライムですか?」

山吹が質問する。答えは肯定。頷いてあげる。

「スライムってゲームでは弱いのが定番ですが、実際にはどうなんです?」

「うーん。強いけど弱い。強さよりも相性差が大きいかな?」

「相性ですか?」

「殴っても切ってもダメ。食べられちゃう。魔法も魔力をぶつけるような単純なのはだめ。魔法も食べられちゃう。だから国によっては『暴食の魔王』って恐れられている。食べれば食べるだけ際限なく大きくなるしね。」

「物理も魔法も効かないんじゃ無敵じゃないですか!」

そういって山吹は山のような巨大なスライムを見る。


このサイズになるまでどれだけのものを食べたのであろう。ちょっと想像がつかない。

「ねえ。レッドならどう倒す?」

私は赤石に話しを振ってみる。

この朴念仁の考えを事前に聞いておきたい。じゃないと無駄に殴る蹴るして巨大スライムに喰われそうだ。


「ふむ。見るにほぼ水分のようにも思える。干上がらせるのはありなのか?」

ほう。この朴念仁はアホではないようだ。

「正解。それが正規の倒し方。」

「いやあ。それにしてもこの巨大スライムを干上がらせるには一苦労しそうですね。」

山吹が見上げる。

山を干上がらせるようなものだ。

「そうなのよね。通常サイズだと火で炙ればそれでオシマイなんですけどね。このサイズだとね。」

「うむ。なれば我々も同じ大きさになればよいのではないか?」

この赤石の発案でとりあえず全眷属を呼び寄せた。


いやあ、七体もの巨大な眷属が並ぶと壮観だね。

赤石は自らが呼び寄せた眷属シアルフと同化した。


その状態で全眷属を収束させる。


『ヴァン・アース権能収束・神剣レーヴァティン開放準備

セイズ解放。 ガント充填、三神解除。標的ビッグスライム。

ガンド充填300% 対反動制御オールクリア。ヴァン・アース権能発射準備クリア』


山吹の眷属である空飛ぶ船スキーズが全7体眷属の制御プロセスを行っているアナウンスが聞こえる。

同時にビッグな炎の剣がビッグな眷属収束体に握られた。


私の魔力もごっそり吸われる。

「ちょっ! これは何分ももたない。」

やばい、想像以上に魔力を喰われ焦る。


「わかってます!レッド! 制御はこちらで行います。スライムを屠る一撃をお願いします!」

山吹も焦ってるようだ。珍しく叫んでいる。


「ぬうん。心得た。」

赤石はいつもの変わらぬ声で答えた。

平常心だな。おい。


いや、赤石は2回目なのか。

私らよりも慣れてんのか。

1回目は私じゃなくてカグヤだったしな。


『あら、この程度でへばっちゃうのかしら?アタシの時はまだ余裕でしたわよ。』

くそっ。カグヤの揶揄する声が聞こえる。

「んなろーっ! 負けるかー!」

『まあ。元一国のお姫様ともあろうお方がなんて言葉遣いかしら。下品ですわよ。』

くそっ。赤石。早よやれ。カグヤの悪態なんぞ聞いてたくない。


「吐ーッ!」

そのアタシの思いが通じたのが、赤石が気合一閃。左袈裟で炎の剣をビッグスライムに振り下ろす。


ビッグスライムは特に何をするというわけでもなく

ジュっ


という音をたてて蒸発した。


---from Professor Kurotaki side---


「これは驚いたのう。」

私はメガネの縁をくいっとあげた。

特に意味はない。癖のようなものじゃ。


目の前には妖艶な女が三人の部下を伴って立っておった。

私は記憶をたどる。

「確か・・・帝国の将 ヘドリアさんじゃったかのう?」

彼女は見たことがある。

レンジャーワンが交戦した相手じゃったな。

戦闘記録を覚えておいてよかったわい。


「へえ。私の名前があなたにまで届いているとは嬉しいですわ。」

ヘドリアは笑みを浮かべる。

妖艶なという形容詞がピッタリじゃのう。


「よせよせ。しがない研究職員に覚えられてもしょうがあるまいに。」

「あら? 地上のしがない研究職員ってすごいのですね。レンジャーワンの3人を指揮し、我が帝国の猛者を何度も撃退するなんて。」

「ほう。」

このヘドリアという女。

なかなか侮れんわい。

確りと情報収集しているらしいのう。


私がレンジャーワンの責任者ということまでしっておるとは。


私がレンジャーワンの責任者というのは成り行きにすぎぬ。


りさ教授が洞窟内で遭難したことを聞き、有志を募ってレスキュー隊、レンジャーワンを組織した。

モンスターが出現する魔石洞窟内では通常のレスキュー隊や自衛官では難しいと思われたからじゃ。


実際、最初に組織した魔石の洞窟に慣れた20名になる有志もモンスターに敗退した。

魔石の洞窟に詳しくないものが入ったところで難しかったであろうのう。


その後、同じ魔石の研究者でありドラウプニルや空飛ぶ船スキーズといった魔石活用の最終系のようなものを出現させた若き天才山吹。そして山吹が見つけた帝国の亡命者であり元魔法兵隊長であるアオイ。リサ教授の思い人で、この地上で誰よりもモンスターを倒すことに詳しい赤石。


彼らの協力の元、遅々ではあるがレスキュー活動を続行することができた。


その際にいろいろなフラッシュアイデアでレスキュー案を考えたがうまくいっていない。

まあ、私はただの研究職。

なりゆきでレンジャーワンの責任者というか管理職みたいなことになったが、立案実行能力はないんだなと改めて思い知らされたよ。


それでも、なんやかんやで一階ごと破壊していくような力業でレスキュー活動は進んでいるし、地底帝国とやらの侵攻もくいとめることができておる。


正直、私の手柄ではない。

奇跡に助けられておる毎日じゃよ。


ドラウプニルの発見も奇跡じゃし、そのドラウプニルを駆使する3人に出会えたこと自体、奇跡みたいなもんじゃ。


帝国の侵略を防いでいる手柄は山吹、アオイ、赤石のものじゃ。


そうなのだが、何の因果か、世論は成り行き上、管理している私の手腕という事になっておる。

更にその世論に国も乗っかりおって私に何らかの権限を授与されるらしい。

私が国立大学の研究員という立場ということもあるのだろう。


煩わしい事jじゃのう。


ただ、リサ教授と一緒に魔石研究を行い知的好奇心を満足させその研究成果の果実をいただければよいだけなのじゃがな。


ほら、本来の研究から外れたことをしたばかりに、厄介ごとを招いてしまったわい。

とはいえ、持ってきたのがあの美しい女性なら……まあ、悪い気はせんがのう。


「全て偶然じゃよ。偶然。・・・偶然と言えばなんで私のことを知っておるのかのう?」

「私達も努力してますの。ねえ、メンドーサ。」

ヘドリアが部下に話しをふる。この部下たちは今まで見たことないのう

新手かのう。煩わしいことじゃな。


メンドーサとか言ったか、あの部下は……どう見ても子供じゃないか。

帝国というのは、未成年の少女まで戦に連れ出すのか。まったく、どんな文明観をしておるのやら。


「は、は、はいぃ! わ、私の使い魔で電気の波をたどりました。そ、そ、そして電気の波を解読し、居場所とし、会話から、し、し司令官ということをつきとめましたぁ!」


ほう、初々しいのう。メンドーサちゃんとやらは。一生懸命という感じが伝わってくるわい。

くたびれた私には少し眩しいくらいじゃな。


それにしても電波をひろって会話を傍受して、居場所を突き止めたとな。

初々しさと反比例してスパイみたいな技術をもっておるのう。

気になるのう。

我ながら悪い癖じゃ。研究者としての好奇心が顔を出すのを抑えきれんわい。

「それでで、この無能な司令官に何の御用じゃ。おねぇさん方?」

「無能だなんてご謙遜を。要件は一つです。」

ヘドリアがコツコツと足音をたてて近づく。

そして私の無精ひげの生えた顎を人差し指でなぞる。


「その要件ってのはなんじゃ」


「簡単なことですわ。講和しませんこと?」





---from akaishi side---


我は携帯を握りしめる。

毎日、必ず1回はきていたリサ姉のSNSがこない。

ぬう。何かあったのか? それとも数日様子みるべきか?


ぬうううう。


たしか、リサ姉は我のほかにも黒滝教授とも連絡をとっていたはずである。

黒滝教授のもとへ確かめにいくか。


我は席をたった。



【次回予告】

連絡を絶ったリサ教授。

彼女の生死は?

そして講和を提案した帝国四天王 ヘドリアの意図は?

次回、episode8 転換点

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