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【完結】転生チート少女、チートスキルを得て勇者になる  作者: 雲英侑李
第2部 1章 魔王軍大戦 編

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77話 2度目の転生

気が付くとリアは見たことの無い洞窟の中にいた。あたりに人やモンスターはいなさそうだ。そして自分の体は動かない。つまり魔法は成功し、無事転生できたということだ。リアは急いで魔法を使用する。


(特殊魔法【老化】)


そう念じながら魔力を操るとどんどん自分の体が大きくなっていく。そして以前の自分と全く同じ大きさになったところで魔法を止めた。

そのままでは全裸なので転生の際に近くに置かれていた、以前から装備している装備品を身に着けた。これだけでも転生させる時に持ってくることができてとてもよかったと思っている。


そして周囲の散策を始めた。見たところおそらく洞窟の最深部で入口も近くにはなさそうだ。

スキル{創造神}の効果がなぜか発動せず、ここがどこなのかもわからない。冒険者カードにはスキルの存在が記されているので一度死んだことで失われたわけではないだろう。

ひとまず魔法の使用は出きそうだったので、転移魔法で戦場に戻ることはできそうだ。前回は初見殺しにやられてしまったが、敵の魔法を見切った今負けるはずがない。

とはいえ、あの軍団を崩すには下準備がいる。とりあえずそのための魔法を開発する。それさえあればあの軍団はリアに手も足も出なくなることだろう。


そしてリアは再び魔法で姿を消し、ハデス王国へ転移した。

ハデス王国首都を出て、空からスケルトンたちを捜索していると、かなり近くまで来ていた。

転移してから気が付いたのだが、リアが死んでから転生するまで大して時間は経過していないようだった。その証拠に敵軍を見下ろすリアは、暗闇に紛れているため気づかれていない。


敵軍の観察をしていて分かったことがある。まず、明らかに数が増えている。リアが3000ほど倒したはずなのに最初よりも増えているようだった。おそらくスケルトンキングが召喚したのだろう。

そして2つ目、ユニークスケルトンナイトとユニークスケルトンメイジの割合も確実に増えている。見たところそれぞれが1万を超えそうなほどの数がいる。

そして最後、スケルトンキングが2体に増えている。

スケルトンキングというモンスターは基本的に属性が生きていたころの職業に左右される門スタで、もともといたスケルトンキングは魔法使い職だったので攻撃や結界の魔法にたけており、属性については通常のスケルトンと同じものだった。

しかし新たに増えている方は違った。そのスケルトンキングが装備していたのは聖職者しか着ることの許されないローブだった。生前が聖職者のアンデッドは弱点属性であるはずの神聖属性の魔法が一切効かないため、かなり厄介な相手である。その代わり、攻撃系の魔法はほとんど使用できないので一対一になればほぼ負けることはないだろう。

ただ、スケルトンであるが故の弱点火属性があったのでリアは攻撃をそちらに変更することにした。しかし、その魔法を使用する前に先ほど作っておいた魔法を使用する。

結界を攻略するのに必須の魔法、すなわちこの軍団に対する最大の攻撃ともいえる魔法が解き放たれた。


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