表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
299/324

299話 ステータス限界の突破

混成悪魔神

50万年前、この世界で神代と呼ばれていた時代に存在していた神。大量の上位悪魔の魂を寄せ集めることで誕生する悪魔神で、ステータス限界を突破し、神代に至っているものの、ほかの神代と比べると劣る力である。寄せ集めることで精神への攻撃はその数の多さだけ倍率が上昇し、ダメージも上昇する。そのためステータス上限を突破していないもので上位神の者もいるなか、突破してなお中位神の位にとどまっていた。そのスキル{悪魔神}以外にはそれ以上の拡張性がなく、魔法等も現在使用できるものが中心になる。


かなり強い。そしてステータス上限。これが私の追い求めていたもので間違いなさそうだね。魔法とスキル。それぞれで自分のしたいことができるようになっている。魔法の方は制限があるけれど、事前生成によって効果の底上げが期待できる。スキルの方は自在に操れて、制限もない。ただ格上相手には一切効果を発揮できない。

簡単な言い方をすればスキルは応用が利かない分自由がある。魔法は応用が利く分制限がついてる。って感じだね。つまりどちらにもデメリットがある。


「いいね。速度もさっきまでとは段違いだよ。神器を使われたら私でも負けそうだね。でも、それだけじゃ足りないよ。」


それと同時に想像魔法で重力の檻を構成してディアにかける。アンチデューンが魔力を解いている間にディアが攻撃をして破壊しようとしているけれど、その折はその程度では解けない。魔力を毎秒1000消費する代わりに壊れず、重力の威力を自在に操ることができるように作ったからだ。

そして相手が動けないくらいの重力に設定する。そして周囲に結界を張って周囲への被害を最小限に抑える。

それが終わって、私は重力の檻に近づき、ディアの頭上に飛び降りた。そして加重範囲内に入った瞬間重力の出力を一気に上昇させ、そこに天体があればブラックホールを構成できるほどの高圧にする。もちろん私も魔法の影響を受けてはいるけれど、このくらいはどうということはない。けど、ディアには大分効いているみたい。

それだけじゃない。私が超高速で頭上から墜落してきたのだ。もちろんついでに蹴りを入れておいたので威力はさらに上昇している。

重力の魔法というのは自然にある重力を範囲内の身強化することによって行使する。想像魔法では自然物を利用もしくは強化することによって発動させる魔法はより高精度で扱うことができるのでステータス限界を突破していても関係なく効果が発動する。もちろん【創造神】レベルになると抵抗されるだろうけど、それなりに動きに制限は入るはず。

それを受けて動けない上に自身の体が崩壊しそうなほどの重力。これは少しやりすぎちゃったかな。

すぐに魔法を解除して2人の様子を見る。かなりの深手だし治癒の魔法をかけとこう。


少しして気が付いたのかディアが合体を解除する。するとアンチデューンがディアのすぐ隣に出てきた。


「リア様あれはさすがにやりすぎです。死ぬかと思いましたよ。」


「そうだそうだー!あんな効果力攻撃さすがに痛いよ。」


「ごめんごめん。あなたたちのステータスがあまりにも異常で少し加減ができなかったんだよ。」


「異常ですか?」


「うん。合体したときのあなたたちのステータスはステータス限界を突破していたの。簡単に言うと今の私よりも高いステータス。」


「そうなの?それで本気になっちゃったんだ。リア様も大人げないね。」


「それはごめんって。ステータス限界の突破っていうのが何なのかは正直分からない。けど、簡単に言うとやりたいことが何でもできる。そんな感じだと思ってもらっていいと思う。今も魔法とスキルである程度どんなことでも具現化できると思うけど、それとは格が違う。スキル、魔法を使わずとも何でもできる。もしくは使うのに一切のラグがなくなる。そんなところだと思うよ。あなたたちは2人合体してるからそこまで離れないかもだけど、間違いなく今の私よりもステータス的には強いよ。あとは戦闘経験と魔法やスキルで具現化する者の発想力だね。」


「精進します。」


「発想力かー。難しいなー。」


「まぁ、まずは少しずつ合体後の体になれたらいいと思うよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ