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287話 カインの神器と決着

カインに渡す神器はどうしようかな。物理攻撃に特殊スキル付与をするのが一番いいだろうけど、どんなスキルがいいかな。STRにかかわらず敵にダメージを与えることができるとかそんな感じのがいいと思うんだけど、それだったら{次元斬}とかかな。あれ?たしか神器・死神の鎌にも{次元斬}が付与されてたよね。あれもだれか知らに渡さないといけない神器だしちょうどいいかな。カインはアンデッドだからイメージ的にもちょうどいいし。

空間収納の中入れていた死神の鎌を取り出し、カインを少し待った。転送してから6分ほどが経過したころにボタンが押され、カインが目の前に転移してきた。


「お疲れカイン。どうだった?」


「どうだった?じゃねぇよ。なんなんだよあのダンジョン!階段が移動するからマッピングは無効だわ、ボス部屋がモンスターハウスだわ、めちゃくちゃ広いわ、通常フロアでもモンスターがウジのようにわくわ、物理攻撃での対処ができないわで散々だったよ!あんなの支配者階級以上じゃないとクリアできねぇじゃねえか。それでもめっちゃ時間かかるし。」


「そのくらいないと訓練にならないでしょ。こっちの時間で6分だったから大体11年ってところかな。よく頑張ったね。私が挑戦したときはモンスターの出現量はもっと少なかったけどそれでもものすごい時間かかったからね。」


「そうかよ。それで、俺のための神器は準備してくれてるのか?」


「もちろん。といってもカインにちょうど良さそうなのが持ってる神器の中にあったからそれを上げるよ。前に見たことあるかな?これ、死神の鎌」


「見たことはないが、リーンから聞いている。確か【創造神】が自身が作った世界で使うととんでもないとか。」


「そうだね。まぁ、【創造神】以外が使っても十分強い性能をしてるから。カインの物理攻撃の低さをカバーするのにちょうどいいと思うよ。この神器で敵を倒せば倒すほどその魂を吸収して武器のステータスが上昇、さらにすべての攻撃に{次元斬}が付与されるから攻撃の質の底上げになる。」


「なるほどな。じゃあここからはひたすらに強い奴を倒して神器のステータス上げだな。」


「いや、魔法の方を鍛えておいて。死神の鎌はもうステータスの上限に来てるみたいだからこれ以上鍛えれないんだよ。もう十分高ステータスだから魔法を鍛える方が大事かな。想像魔法は使いこなせるようになってるし、熟練度もものすごく上がっているけど、魔法発動まで一瞬ラグがあるでしょ?それをできるだけなくす練習をしてみて。わからなかったらリーンに聞いてみるといいかも。」


「わかった。神器の扱いも鍛えないといけないし、闘技場で配下達と訓練をすることにするよ。」


「その鎌で攻撃したら死んじゃうだろうから、模擬専用の鎌を使ってね。」


「わかってるよ。それじゃ俺はこれで。」


なんだか雰囲気がちょっと変わったかも。ものすごくかたい感じだったのがちょっとだけだけど砕けた感じで今の方がちょっと接しやすいかな。


あとは四天王が目覚めたら神器を作って、合体効果を持った神器を私用に作って、詳細な作戦を練らないとね。

そういえば窒素しかない世界に送った不死鳥はどうなったかな?死んでたらいいんだけど。

様子を見てみるっと、炎は消えているけれどまだ元気に飛んでいる。世界が狭いため飛び回ることはできないみたいだけど、こっちの存在を把握してるみたいだし、何かあって出てこられても困るから倒しに行こうかな。せっかくだから魔法でも創ってみようかな。魔法に関しては想像魔法でどうにでもなるけどやっぱりそれ用の魔法を創るとかっこいいんだよね。それぞれかっこいい名前もついてるし。

そうだな。もともと炎をまとっていたんだし炎で倒してあげようかな。体内を炎で燃やして爆発させるくらいしないと倒せなさそうだし、それでいいかな。

よし、魔法もできたしさっさと倒そうかな。


「スキル{無限無法者}」


不死鳥の前まで転移し、戦闘態勢をとる。しかし、向こうが攻撃をしてこない。


(貴様が割れをここに封じた者か。」


(テレパシー使えるんだ。そうだよ。私が君をここに封じた。炎も消えるしちょうどいいかなと思って。死んでくれなかったのが残念だけど。)


(我がこの程度で死ぬはずがないだろう。【創造神】様に創造していただいたこの身そう簡単に壊されてたまるか。)


(てことはあなたの魂はその体のものじゃないんだ。それは面倒だね。魂が生き残ってしまうと別の体を依り代に復活できるし。)


(貴様が割れを倒すメリットは皆無だ。今なら【創造神】様に見逃してやるよう助言してやるぞ)


(もう手遅れだよ。こっちが【創造神】を殺すために動いてるんだし。)


(貴様程度の小童が【創造神】様を倒すなど笑止千万。我にも勝てぬ程度のものが【創造神】様に勝てるわけないだろう)


私はこいつと話しながら新たに魔法を創る。魂を壊せなくて逃げられるのが一番めんどくさそうだしね。


(おしゃべりはこのくらいにしない?そろそろ戦いたいんだけど。)


(いいだろう。貴様程度焼き払ってくれるわ)


そういいながら炎のブレスをはこうとする。しかし口を開いた瞬間にその炎は消え去ってしまう。


(閉じ込められて学ばなかったの?この空間で炎が存在することはできないんだよ。)


(そうかでは氷漬けにしてやる)


そういいながら何かの魔法を発動させようとしている。まぁどんな魔法も効かないからこっちはこっちで魔法を発動させようか。

魔法を発動させようと構えた瞬間、不死鳥の魔法が発動する。氷漬けにするとか言っといて雷かよ。ブラフの張り方はうまいけど効かないから意味がないかな。魔法が聞いていないことに気が付く前に殺してやるか。

体内から爆発させる魔法【体内大爆発(インプロージョン)】と魂を砕く魔法【魂砕き(スピリットブレイク)】の複合魔法。


「創造複合魔法【魂大(スピリットエ)爆発(クスプロード)】」


魂を爆発させ、その爆発によって肉体も灰すら残さずに消え去る魔法。派手だしかっこいいね。個人的にかなり好きな魔法かも。不死鳥は言うまでもなく消滅してるし。

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