表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
273/324

273話 それぞれの鍛錬内容

ステータスについては現状では何もわからないのでいったん保留にして、今後の方針について話し合うことになった。現状神器も見つかっていないし、ステータスをこれ以上上げる手段についてもわからない。つまり現状手詰まりなわけであって、これ以上できることがない。閉じこもっていれば【創造神】の影響を受けることはないだろうけど、相手から攻めてくる可能性もある。それは【創造神】側にメリットがないからないと信じたいけれど、あらゆる可能性を考慮しておくべきだろう。


「現状ほぼ手詰まりな状態なわけだけど、みんなはどうすべきだと思う?」


「これだけの戦力があるのだから、攻め込んでもいいんじゃないのか?正直俺とリアとリーンだけでも十分すぎる戦力だと思うんだが。」


もっともな意見だ。アランは現状のこちらの戦力は正確に把握できてるみたい。でも相手の戦力は知らないから仕方ないか。


「いや、相手の戦力が未知数なうえに正直、これじゃ勝てない気がしてる。相手は【創造神】とはいっても、私やリーンとは違って大量の世界を創り出してる。それだけ強大な力を獲得しているってことになる。」


「じゃあ、2人も世界をたくさん作ればいいんじゃないか?」


「それはそうなんだけど、管理が行き届かなくなると、ほころびが起きるんだよね。たった3つでも全く手を加えていないと、問題が起こったりするんだから。【創造神】は全部の世界で自分より強い者が生まれないようにしてるんだと思う。確かにそれもできるけど、作った世界同士での争いがあると困るんだよね。でも、これ以上できることもないし、やってみる価値はあるかも。」


「ならやってみましょうか。」


「私も同時にやるから、どんどん創っていって。とりあえず20個くらい。」


「わかったわ。」


そして私とリーンは世界を作り始めた。リーンはおそらく前創った世界を少しいじった程度のほぼコピー品だろうけど、私は少し違う方法をとっていた。スキル{創造}では思い描いたものを現実にする効果がある。逆に言うと、思い描いたことでなければいけない。しかし、穴はあった。前回世界を作った時に地形などを適当に思い浮かべた結果これまでとは全く違う地形の土地ができた。つまり、そこにあるということ以外何も思い浮かべていなければそれはランダムで決定されるということだ。陸地の大きさ、魔力の濃さ、生物、特殊な魔物、などを設定するだけで、割とランダムにすべて違う世界が作り出される。そして、スキル{スキル作成}の権能を使用して{無限無法者(インフィニティレイジ)}の中に新たな権能として{並列演算}を組み込んだ。あくまでもスキルのみではあるが、3つまで同時進行することができる。つまり、リーンが20個の世界を作っているうちに私は60個の世界を創ることができる。それから40分ほどで、私もリーンも予定していた数の世界を創り終えた。無限の魔力とはいえ、疲労感がすごい。


「とりあえず20個作り終えたわよ。これすごい疲れるわね。」


「そうだね。ステータスに何か変化はある?」


「いいえ。これといっては何も起きてないわね。」


「そっか。私もだし、まだ足りないのかな?とりあえずできることもないし、1日20個を目標に世界を創り続けてみて。もっと創れそうだったら創ってもらっていいけど、無理をしない程度でいいから。」


「わかったわ。」


「ほかのみんなはとにかく鍛錬を積んで。カインとアンチデューンは配下のレベルを上げて、そのステータスを吸収するっていうのを繰り返してみて。どこまでステータスを上げれるかを見てみたいから。とりあえず1か月間それぞれ今言った方法で強化してみて変化がなければまた別に考えてみるから。ハンゾウに神器も探してもらってるからそれは見つかり次第、私がとりに行くから、みんなは私からの連絡があるまで鍛錬を積んでてちょうだい。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ