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267話 新たな【創造神】

アランの進化が開始して数日、ようやくリーンが目覚めた。ステータスを見るために呼び出したまではよかったのだけれど、あまりにも代わっていて驚いた。

まずは容姿。狐の耳としっぽが生え、人間のころから、老化を防いでいたことでキープしていた美貌は妖艶なものへと昇華していて色気を感じる。

話し方や態度、正確には影響が出ていないようだし、困ることはないし、人間の姿にもなれるらしいから問題はなさそう。

次にステータス。これは論外なレベルで上昇していた。


リーン 支配者階級(ルーラード)人族の守護(ガーディアンルーラー)支配者(ド・ヒューマン)

スキル{魔力支配}{魔神}{獣魔神(デモンゴッドビースト)}{創造}

HP 1000000

MP ∞

STR 5000

VIT 4600

RST 500000

AGI 500

魔法:想像魔法

称号:支配者階級、人族の頂点(ヒューマンズトップ)、無詠唱魔術師、魔法創造、獣魔人(デモニックビースター)獣魔神(デモンゴッドビースト)、魔神


神の名を冠するスキル!いまだカインとアンチデューン、ディアでさえたどり着くことのなかった極地!まさかリーンが一番最初にたどり着くなんて!神の名を冠するスキルを得るには神にふさわしい力を身につけなければいけない。獣魔人たち4人の力が合わさったことでその条件を満たしたと考えるのが妥当かな。


「リーン!神の名を冠するスキルだよ!今のリーンは世界的に見ればアンチデューンとカイン、ディアよりも上位の存在ってことだよ!」


「そうなの?神の名を冠するスキルっていうのがあんまりわからないんだけど・・・・・。」


「スキルと称号に魔神と獣魔神があるでしょ!その2つはこの世界で神にふさわしいと判断されることで得ることができる称号であってスキルなの。」


「それはすごいわね。そこまで興奮することなのだろうけど、少し落ち着いたら。」


「そうだね。それと、スキル{創造}を獲得してるから、多分新しく世界を作れると思うよ。そうすれば私とほぼ同格になるんじゃないかな?」


「そうなの?それをリアがしてほしいなら、すぐにでもするけど。」


「そうだね。力をつけてほしいし、すぐにでもしてみて。スキルを発動させたら、作り出したい世界を思い浮かべて、詳細まで思い浮かべたらスキルで出したパネルに触れてみて。とりあえず、この世界を基盤にして少し変えてみるとかでいいと思うから。それこそ、世界の守護者を置くとかそんな感じでも。」


「なるほどね。やってみるわ。スキル{創造}」


リーンの目の前にディスプレイが現れる。あとは世界の想像をして触れるだけでできるはず。

リーンは5分ほど目を瞑ったまま世界の詳細設定を思い浮かべたのち、ディスプレイに触れた。魔力が大量に吸われてるみたいだけど、アンチデューン同様無限の魔力があるし大丈夫でしょう。

しばらくして、魔力の吸収が落ち着き、新たに文面が表示された。


[【守護竜の世界】が誕生しました。新たにスキル{豊穣の貢ぎ}{時空間転移}{次元断裂}を獲得しました。{時空間転移}による転移で【守護竜の世界】のすべての場所にアクセスする権利を得ました。さらに称号:創造神を獲得しました。]


【守護竜の世界】確かに守護者を置くとは言ったけど、竜か。確かに守護者って感じするよね。


「うまくいったね。」


「そうみたいね。スキルがいくつも増えたみたいだけど、これ何かわかる。ちょっと疲れたから鑑定の魔法をかけるのも億劫になるのよね。」


「その3つは私も持ってたスキルだし、わかるから安心して。まずは{豊穣の貢ぎ}。これは世界を管理する能力を持ったスキルで、このスキルを使えば、世界を好きなようにいじることができる。次に{時空間転移}は名前の通り、世界を越えて転移することができるスキル。一番使用頻度が多いかな。最後に{次元断裂}これは扱いが難しいから使わない方がいいかな。」


「わかったわ。それじゃあ疲れてるみたいだし、部屋に戻る?一応、このまま魔力を流し込んでしまえば、さらに進化できるけど。」


「どうせ部屋に戻って眠るんだし、このまま進化させてもらおうかな。」


「といってもすぐに目覚めると思うから、ここでそのまま進化させちゃうね。そこのソファに横になって頂戴。時間の加速をせずに進化させると多分20年かかるし。」


アランの進化には使わなかったけれど、時間の加速を使えばすぐに終わらせることができる。アランの場合、人間の肉体では、進化の速度に耐えられないと判断したから、使わなかったけど、リーンならその点の心配はいらないだろうし。


「20年⁉それをすぐってすごいのね。」


「目が覚めてから、三魔将も呼んで、想像魔法について教えるから、それを聞けばみんなにもできると思うよ。カインには厳しいかもしれないけど。」


「とにかく進化が先ね。それじゃあお願い。」


「うん、スキル{無限無法者(インフィニティレイジ)}、想像魔法」


まずは魔力を流し込んで進化を促す。そして想像魔法の効果で体内時間を加速させる。以前自分でやった時と名時1000万倍の加速、1秒につき約4か月分の変化だ。

1分もすれば目覚めるだろうし、今のうちに三魔将に声をかけて戻ってくるように言っとこうかな。

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