表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
257/324

257話 神格階級・∞支配者

動けるようになった私はまず、私自身の階級についてなぜ本来あるべきものになっていないのかを調べることにした。

本来私のこの世界での階級は最低でも支配者階級(ルーラード)以上なはずだ。それなのに支配者階級(ルーラード)にすら慣れていないというのは納得がいかない。まずは支配者階級(ルーラード)についてスキル{世界の理}で調べた結果を見返してみる。


支配者階級(ルーラード)

【基軸世界】において超越存在(アルティメット)を経て更に進化することで得られる称号兼特権。同種族間でのステータスを自由に操作でき、自分のものにすることができる。この階級は【基軸世界】以外の世界でも適用される。世界に選ばれた者はこの階級にならず神格階級(ディエティー)となる。


つまり私は超越存在(アルティメット)を経てないから支配者階級(ルーラード)になることができないってことなのかな?それなら、今から誰かに魔力を流し込んでもらえば超越存在(アルティメット)に進化して、更に魔力を流し込んで支配者階級(ルーラード)に進化できるのだろうか?世界に選ばれることの基準が分からないけれど、もし私が選ばれているのなら神格階級(ディエティー)になるかもしれない。

今更超越存在(アルティメット)に進化できるのかという心配はあるけれど、それに関してはいくら調べててもわからなかった。まぁ、試してみて万が一にも死ぬことはないでしょ。あくまでも空気中の魔力を体内に流し込むだけだし、それに耐えられないほど貧弱な体でもないはず。


「アンチデューン、さっそくで悪いんだけど、{魔力支配}で空気中の魔力を私に流し込んでちょうだい。ちょっと私自身も進化できないか試してみたいんだよね。」


「それではまたお眠りになるのですね。その間の守りはお任せください」


「いや、直ぐに起きるよ。呪いで動けない間に想像魔法の真髄に触れたことで時間を加速させる魔法をさらに強化できたから。私が魔法を使ったらすぐに魔力を流し込んで。」


「かしこまりました。」


私はアンチデューンの手が私に触れ、魔力を流し込む用意ができたことを確認すると魔法を発動させる。魔法の終了地点は次に私が目覚めた地点に設定する。体内を流れる時間の速度は通常の250万倍にしたため、1秒で1か月弱が経過したのと同じ変化が起こる。


「想像魔法」


一瞬視界が真っ暗になり、直ぐに明るくなった。時間にして15秒弱といったところだろうか。大体1年分の肉体変化。さすがに変化があってもおかしくないけれど、特に変わったところはなさそうかな。


「ありがとうアンチデューン。それじゃあもう一度お願いしてもいい?今の進化が超越存在(アルティメット)への進化でもう一段階進化したいから。」


「かしこまりました。先ほどは十数秒でしたが今回も同じくらいですか?」


「多分ね。それじゃあお願い。想像魔法」


今回も終了地点は変更せず次に目覚めた時。ただ、倍率を変更し、1000万倍の速さで体内時間を進める。さすがに変化に耐えられないかもしれないけれど、そのくらいなら自動的に再生できるだろうし問題ないはず。

アンチデューンから魔力が流し込まれ、暗闇で1分ほどが経過して目覚めた。進化の間も意識はずっと会って秒数を数えられるほどだった。

それにしても時間がかかりすぎな気がする。この世界の1秒当たり約4か月が経過するはずなので60秒で240か月つまり20年。進化に必要な眠りが20年という膨大な時間だったってことだよね。アンチデューンたちは時間加速して1か月とかだったし大体2~3年ってところだし、これはほぼ神格階級(ディエティー)で確定かな。


「アンチデューンありがとうね。成功してるかちょっとステータスを見てようかな。アンチデューンも一緒に見ていーよ。」


アンチデューン、カイン、ディア、リーンの4人にはステータスを開示して損はないだろうし、漏洩もしないから教えておこう。


リア 神格階級(ディエティー)魔王(デモンクリエ)創造神(イトディエティー)] 

∞スキル(インフィニティスキル)無限無法者(インフィニティレイジ)

HP ∞

MP ∞

STR ∞

VIT ∞

RST ∞

AGI ∞

魔法:想像魔法

称号:無詠唱魔術師、ゴブリンキラー、勇者、天災打破、魔神、魔王、創造神、神格階級、∞支(インフィニ)配者(ティルーラー)


ステータスがすべて∞になってる!スキルは全部が圧縮されたらしく1つに魔法もよくわからないものになってる。

{世界の理}はなくなったけど、知りたいと思ったことについて頭の中に情報が流れてくる!なんて便利なんだ。


神格階級(ディエティー)

あらゆる種族のステータスを徴収・付与等すべてを自由にできる

∞スキル{無限無法者(インフィニティレイジ)

あらゆることを可能にするスキル。なんでもできる。


雑だな。まぁ文字通り何でもできるのだろう。おそらく完全に【創造神】の管理下から脱したことによってすべてのステータスが限界突破した結果だろう。

全てが無限なので魔法もスキルも無限の可能性を秘めている。無限つまり限りがないこと。もともと最強なステータスをさらに限りなく強く使えば【創造神】に勝てるかも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ