表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】転生チート少女、チートスキルを得て勇者になる  作者: 雲英侑李
第4部 3章 魔王の権威と日常 編
244/324

244話 犬・猫・狐

最初に村まで来たのは犬の獣魔人(デモニックビースター)だった。犬はやたらテンションが高かったがとりあえず実家まで案内した。中にいサダンと親しげに話しているし、しばらく放っておいていいだろう。

それから5分ほどで狐と猫の獣魔人も到着した。

2人は途中であったらしく一緒に来た。初めは疑わしいような表情で私の事を見ていたものの、他の2人と再会して警戒は解いてくれたようだ。


「皆さん、私のために集まっていただきありがとうございます。私は魔王リアです。『叛逆者』である皆さんにお話があります。」


そう言った途端、サダン以外の3人の表情が硬直した。そして犬の獣魔人カイがサダンを睨みつけながら


「サダン、まさかテメェ、あの禁忌について話したのか!?」


かなり起こっているようだ。それだけ彼女らにとって深い傷だということだろう。


「別にサダンさんから聞いたわけではないですよ。私は鑑定ができるのでそれでサダンさんを鑑定し、その結果を伝えて真実を教えてもらっただけです。そしてあなた方と敵対する気はありませんのでそれはご理解ください。」


「ほぉ、鑑定が使えるのか?それで、俺たちに話ってのは何だ?」


カイはかなりせっかちな正確なようだ。狐の獣魔人フォスがそれを宥めながら


「ごめんなさいね。この子ったらいっつもこうなの。とりあえず聞かせてもらえるかしら?」


笑顔でそう言ってきた。そういってきたのは良いのだけれど、その笑顔は心からの笑顔ではない。急に呼び出されたことへの怒りがあるのかかなり威圧感を放っていた。


「私は魔王になり、そのうえで私自身の世界を作ることで【創造神】になりました。まだまだ足りませんが、私は、この世界の【創造神】を倒したいと思っています。」


「あの化け物を倒すって正気なの!!?」


突然声を荒げたのは猫の獣魔人キトだ。相当なトラウマでもあるのだろうか?


「はい。現に【創造神】から送られてきた配下は私が倒しました。中には【創造神】が乗り移っていたから、結構苦戦したけど。」


3人はもはや声を発することもできていなかった。しばらく驚きを隠せない様子でざわざわしていた3人だったが、急に私の前に跪き、


「リア様、今この時より我らはあなた様にお仕えいたします。どうか、我らを苦しめた【創造神】を打ち取ってください。」


そう来たか。もっとラフな感じを想定してたんだけど、まぁいいかな。


「えぇ、もちろん!カイ、フォス、キトこれからよろしくね。私と話すときは口調とかどうでもいいからね。それじゃあ、みんなの鑑定をしてもいいかな?特にフォスさんは調べたいことも多いし」


「もちろんです。お好きなだけ調べてください。何に使用するのかはわかりませんが私たちのすべてはあなた様のものなので」


なんだか仰々しくてむず痒いけれど、まぁいいか。それじゃ早速鑑定をしてさっさと魔王城に帰還しよう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ