表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/324

19話 宿屋

この日はもう夕方だったので、母からもらった金貨1枚を使って、着替えや日用品などを買い出して、レイが持ってきてくれた夕食を食べ、風呂に入り、眠りについた。


次の日、目覚めるともう10時だった。この世界の時間や日付の概念は日本と全く同じである。かなり長いこと寝てしまった。

(明日寝坊したらまずいし、目覚ましの魔法でも作っとこう。)

そう思い、「アラーム」の魔法が作り出された。

周囲にアラーム音を響かせ、警告を促したり、時間を決め、自分にだけ聞こえるように設定して、目覚まし時計として使うこともできる魔法だ。


コンコンッ


魔法ができるとほぼ同時にノックする音が聞こえた。


「どうぞー」


入ってきたのはレイだった。


「リアちゃん起きたのか。朝食取っておいたけどいるかい?いるなら持ってくるけど……」


「お願いします。」


「すぐ持ってくるから少し待っててね。」


10時に目覚めてタダ飯が出てくるなんてまるでニートみたいだな、なんて考えていると


「リアちゃん、入るよー。」


そういいながらレイが朝食を持ってきてくれた。


「レイさん、明日は朝早く出るので朝食はいりません。あと、今後は8時までには起きておくので朝食は8時ごろに、夕食は20時ごろにお願いします。お願いします。」


「あぁ、わかった。」


朝食は、パンとスープだった。パンが主食のこの世界ではとても一般的でもっとも好まれている朝食だ。

それらを平らげたリアは今日の予定を立てる。母からもらったお金はあと銀貨15枚残っている。これでワンドとショートソード以外の防具などとポーションのようなアイテム類をそろえたいが足りるだろうか?


とりあえず、町に繰り出すことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ