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17話 リアからの説明

「で、迷惑じゃなかったらさっき聞いたこと教えてほしいんだけど。」


「はい。まず召喚魔法は新しく魔法を作る技術を応用して、魔力の流れを調整して自分で作りました。次に無詠唱は体の中にある魔力の流れを感じてそれを意図的に操れるようになったら、自然にできるようになりました。魔法を作るのもその一環でできるようになりました。」


「リリスったら娘をとんでもない魔術師にしたものね。あと、装備がワンドとショートソードってことだけど、なんでロッドじゃないの?」


「剣でも戦うことがあるかもしれないので。一応、木刀での支援魔法ありの模擬戦で父に勝てるくらいには強いです。」


「アランに勝ったっていうの!この世界で最強の小剣使いとまで言われたアランに!」


「はい。」


「ちなみに使った魔法は?」


「マテリアルサーチとフィジカルストレングスを発動した状態で戦い始めて、途中でソニックムーブも使いました。」


「ちょっと待って、ソニックムーブを使ったっていうことは物理攻撃できないってことよね?どうやってアランを倒したの?」


そう聞かれたのでリアは、アランとの戦いの一部始終を話した。


「ステータスとか魔法がすごいだけじゃなくて頭もいいのね。そこまで狡猾だと私も勝てる気がしないわ。ちなみにだけど、あなたの鑑定で私のステータスは見ることができるかしら?」


「できますけど……」


「もうほんと言葉が出ないわ。まぁいいわ。明後日にランクを決めるための試験に行ってもらうのだけれど、一応詳細を話しておくわ。行ってもらうのはギルドが管理するダンジョン。試験官としてAランク冒険者が同行するからやられちゃっても心配はいらないわ。全部で10階層あって、各階にエリアボスがいるからそれを倒すと次の階層に行けるわ。1,2層でやられるとGランク、3,4層でやられるとFランク、5,6層でやられるとEランク、そこからは1層ごとに1ランク上がるわ。制限時間は3時間。3時間たつと、強制的に入口まで転移させられるわ。といっても今まで最高でも8層到達なのだけれども。あなたならAランクになれるかもね。ちなみに、このダンジョンは最初から3時間で追い出されるようになっていたから8層以降のボスを倒すと何かアイテムとか装備があるかもしれないわね。それは、何があったのかを報告さえしてもらえればあなたのものになるわ。せいぜいがんばりなさい。じゃあ、明後日の朝ギルドの入り口の前に4人組の冒険者がいると思うから格付け試験を受けることを伝えなさい。」

少しあきれながらも説明してくれた。

そうして、リアはギルドマスターの部屋をあとにしたのだった。


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