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10話 リアのステータス

リアはとても困った。これまでは魔法の知識などである程度嘘をついてごまかせたが、今回は、ステータスの平均がどのくらいかがわからないからごまかしようがない。仕方がないから、そのまま話すけど、どうか平均より少し高いくらいでありますように。そう思いながらリアは自分のステータスに鑑定スキルをかけ、それを、両親にも見えるように映し出した。


リア 人間 10歳

スキル{鑑定}、{賭博}

Lv.5

HP 120

MP 1000

STR 210

VIT 140

RST 830

AGI 220

魔法:自然系統全般、火魔法全般、中級回復魔法、上位暗黒魔法、上位神聖魔法、上位支援魔法、召喚魔法(悪魔召喚、精霊召喚、従魔召喚、天使召喚、死霊召喚)、マテリアルサーチ、フィジカルストレングス

称号:無詠唱魔術師、ゴブリンキラー、魔法創造者


ちなみにこの世界の自然系統魔法とは、草を操ったり、雨を降らしたり、雷を落としたりといったものすべての統括でアニメなどでいう地・雷・水・風といった系統が含まれるらしい。


「はぁぁ!!」


両親が驚愕の声を挙げた。

その声量にリアが驚いていると、


「魔力量と魔法抵抗力がとんでもない!しかもほかのステータスもほとんど平均と変わらねぇじゃねえか!」


アランが早口でまくし立てる。


「しかも使える魔法が私よりも多いってどういうこと?2つくらい見たことない魔法もあるし、称号に無詠唱魔術師と、魔法創造者とかいうヤバそうなのあるし……」


リリスも同じような反応を見せる。

(見た時から思ってたけど、やっぱり平均って200かそこらっぽい……。あと、ゴブリンの群れと戦った時から思ってたけど、ママは無詠唱魔法が使えないのかな?)

そんなことを思っていると、リリスが話し始めた。


「リアは冒険者についても知らないだろうし、リアの基準で考えると周りとの差が大きすぎるから、冒険者になるのは冒険者について少し勉強してからにしましょうか。


「うん。わかった。」


ということで次の日から、リリスによる冒険者についての説明と基礎知識を教えられることになった。

午前中はリリスに冒険者のノウハウを教わり、午後は魔法の練習に丘へ出かけるという生活を1か月も続けるころには、リアも冒険者について正しい知識を身に着け、間もなく11歳の誕生日を迎えようとしていた。



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