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LOST LIFE NEW GAME  作者: HAMR
1/2

プロローグ。前

俺が高校生の間に、好きな人を作らなければならないらしい。を書いているHAMRです!

まぁこの作品は、なんと言うか暇つぶしに書いた作品なので、気軽に見ていってください。


「ねぇ、火鴉(ひえ)君!

LOST LIFE NEW GAMEって知ってる?」


俺こと『並樹 火鴉(なみき ひえ)』は、学校の授業が終わって伸びをしていた。

その時、幼馴染の…そして現彼女の『西添 伽奈乃(にしぞの かなの)』から声がかかる。


「知ってるよ、噂程度にだけど」


LOST LIFE NEW GAME、略してLLNJ。

それは、裏サイトで無料配信されていると言うゲームだ。

名前からでもわかると思うが普通のゲームとは違う。

どう違うのか、それは。

実際にゲームの中に魂を送る(・・・・・・・・・・)のだ。

今までの生活?

なくなる。

帰る方法?

そんなものはない。

GAMEOVERになったら?

死にます。

と、まぁこんな言った感じだ。

認識としては、ゲームに入り込むと言うより、新しい世界に行くと言った方があっていると思う。

無論、製作者は不明。

裏では警察が動いているらしいのだが、何を持ってしても何もわからず発泡手詰まりらしい。

まぁこれらの情報、全てが確証を持って言えるわけではない。

先ほども言った通り、噂程度で聞いただけだ。



俺も去年、興味本位でLLNJに入り込もうとしたことはあったのだが、16歳の人間だけと言う条件があったため断念せざるおえなかった。

今年16歳だが。


「そっかー、どんなゲームか気になるよね!確か16歳じゃないといけないんでしょ、なんで16歳なんだろうね」


「その点は製作者さんに聞いてみなきゃわからないな、まぁ知っても行きたくはないけどな」


「なんで?」


「確かあのゲームのクリア報酬は願いが一つ叶うとかだっただろ。

別に今のままで充実してるし、叶えて欲しい願いなんかないからな」


「そう?私は行ってみたいと思うよ!

今年16歳だし、この時期を逃したら行けないじゃん!」


「流石ゲーマーだな、それじゃ行ってみるか?2人で」


苦笑しながら、冗談ぽく言ってみる。


「え、でも火鴉君行きたくないんでしょ?」


「冗談だよ冗談、でもお前叶えて欲しい事とかあるのか?」


「叶えて欲しいことはそうだなー、やっぱり去年の事件を無しにして欲しい…かな」


去年の事件か…。

詳しく言うと10ヶ月前の8月23日。

それは…

俺たち(・・・)の両親が亡くなった命日でもあった』



ーーーーーーーーーーーーーーーー

俺の両親と伽奈乃の両親はとても仲が良かった。

まぁ両親だけでなく、俺と伽奈乃も仲が良かったのだが。

ーー8月23日。

ピクニックに行ったその帰り、俺たちは車で遠くまで出かけたこともあってガソリンが尽きかけていたのでガソリンスタンドに寄った。

そう、あの時ガソリンスタンドに寄らなければあんなことにはならなかったのだ…


「ちょっとガソリン入れてくるから向かいのコンビニでお菓子買いに行ってくれない?」


俺の母がそう言う。


「あぁ、分かった」


「ほらほら!伽奈乃ちゃんも」


「こッ…なんで伽奈乃まで!」


すると、俺の耳元まで口を持ってくる。

ちょっとこそばゆいんだけど。


「だって好きなんでしょ!今のうちに告白とかアピールとかしとかないと、誰かに取られちゃうわよ!」


ちょ、ちょっと!声量変わってないから!

あっちにもバリバリ聞こえてるから!

燃料が切れかけのロボットみたいに、カクカクした動きで伽奈乃の方を見てみる。

ほら、顔赤らめてんじゃん!

俺の青春オワタ…


「もういい!ほら伽奈乃、コンビニ行くぞ」


「う、うん!」


「ひゅーひゅー!あついねあついねー!」


あの母親…後で覚えとけよ。



「火鴉君のお母さんって相変わらず元気だよね」


「本当にな、そのうち元気玉でも撃てるようになるんじゃねぇの」


そんな雑談をしながら、コンビニに入った。

特別なことがあったわけではないが、やはり伽奈乃と居ると楽しい。

だが楽しい分、不安も募っていく。

伽奈乃に好きな人は居るのだろうか。

もし居るのだとしたら告白はするのだろうか。

俺を男として見てくれているのだろうか。

母親の言う通り、告白をすべきなのだろうか。

などなど…


「あああああ…どうしたら…」


「どうしたの?火鴉君が考え事なんて変なの」


ーーーー誰かに取られちゃうわよ!


先ほど言われた母親の言葉が蘇る。

取られる?

嫌だ。

伽奈乃を守りたい。

いつまでも側で守りたい。


よし、決心をした。

もう当たって砕けろだ。

フラれたらその時はその時。

しなくて誰かに取られるよりかは万倍マシだ。



「なぁ、伽奈乃」


「ん?どうしたの」


「俺さ…昔から伽奈乃のことが!」


「う、うん」


好きだ!と、口に出そうとしたその瞬間。


『向かいのガソリンスタンドで大爆発(・・・)が起きた』


読んでくれてありがとうございました。

正直この作品は、人気が出るとは思ってません。

ただの暇つぶしで書いた作品ですから。


まぁでも、書いたからには完結に持っていきたいと思うので応援よろしくお願いします!

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