表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地獄の学校説 第八国の呪術《エイトマジック》  作者: 奇術師カイト
第二章 並行世界での戦い
8/8

地獄の学校説 第八国の呪術 第四巻

地獄の学校説 第八国の呪術(エイトマジック)

       第二章『並行世界(パラレルワールド)での戦い』


新章_第一話:発見と殺気

挿絵(By みてみん)


「おいっ、そこのお兄ちゃん~俺新しい魔法覚えたんだよね~実験台になれよっ!」


俺は魔法世界に来た、だがそこは想像していた場所とは違い,不良などが多い所だった。


いや,俺がいる場所がスラム街なのか? とりあえず。


「はぁ…。またか」


「おいおい、なんだその余裕は。俺様は魔法使い(クラス2)だぜ?」


「うるせぇ雑魚『暗黒のブラックファイヤー』」


「な、なんだっ!?兄ちゃんさまかっ!」


__はぁ…。強い奴ならまだしも、雑魚しかいない。


不良は丸焦げになりながら倒れると,リーダーッ大丈夫っすか?。と仲間らしき奴がゾロゾロくる


俺はその内逃げる。走っていると人通りが多い街へと出た。そこはまさに魔法の街だった


商店街みたいな感じだが、空飛ぶ絨毯(じゅうたん)などが飛んでおり 幻想チックな所だ。


子供は笑いながら手から風を起こし、魔法で遊んでいた。


先へ進むと青年が魔法で戦っていたが、まぁ仮魔法使い(ク ラ ス 1)って所か。


更に進むと、なにやら不気味な場所へと出た。


空の色は紅色(べにいろ)で黒色に輝く城がそびえ立っている。


「ここが王の城…。」


城に入ろうとすると,殺気を感じる。


__これ以上先に進んだら殺される!! そう感じさせる程の殺意に満ちた視線


視線と言うよりはオーラと表現する方がわかりやすいだろう。


「くっ…。『脳内認識力の変更ブレイン・オペレイション』ッッ我を鈍感体質に変換…。」


が…。銀時の脳内認識力の変更ブレイン・オペレイションは反応しなかった


「おかしい…。鈍感になってねぇ…。………………………はっ!まさかっ!」


_王の階級は神魔法(クラス∞)…。つまり俺の魔法が無効化されたのか。


「くっ…。でもっ!俺は晴海を助けるんだッッ!!!!!」


銀時はとてつもない殺意に耐え、王宮の中へと入ってゆく。



「王、寺田銀次(バックアップ)が予定通り来ました。」


「そうか……ご苦労 炎燃(ルイ)……。それでは……寺田銀次(バックアップ)をコチラに空間移動(ワープ)させてくれ…」


「それでしたら、私にお任せ下さい。」


許花(もとか)か…頼んだぞ……」


____「あれ?ここはっ?……。 んっ王ッッッッッッ!!」____


「よく来たな……」


銀次の真下(ました)には王によって作られた巨大な魔法陣が展開されおり。それに気づいた銀次が


罠だと気付いた時には手遅れだった・銀時の体から魔力が吸い出されてゆく。


第二話:最後と覚醒


「ぐっ……クソッ…。」


_体の力が…。抜けてゆく……。


「それでは……儀式を始めるとしよう………。」


王が呪文を唱えると、手元に杖が現れる。それを地に強く叩きつけると、銀次は苦しみ出す。


まるで体の中で『何かが』暴れているような激痛。


「ふふふ……この不死の杖(セーフティーロッド)の威力は凄ましいな…。」


銀次が苦しんでいる姿を見ている晴美は、『助け』ようと必死で対抗策を思いつく。


「ぐあっ…。」


考えている間にも、銀時への負荷は大きくなってゆく。


そして晴美は、通常ならたどりつく事がない『答え』を導き出したのである。


不死の杖(セーフティーロッド)神々より受け継がれている『呪い』の杖――。絶対に相手を殺す事はないが死より辛く悍しい攻撃を放つ。つまりっ!死と言うものを認識されればいいんだわっ!」


銀時はその言葉を聞き、言葉の意味を理解するが。王はそれを理解することができず、晴海の頬を杖で殴り 『言葉の意味』 『狙い』 を聞き出そとする。


「晴海――。ありがとな――。だがこれ、もし失敗したらやべぇぞ」


銀時はそういうと、舌を噛み切り自殺をする。


「なにぃ………!?」


王は困惑をしていると、突然不死の杖(セーフティーロッド)が壊れる。


「狙い通りだな。失敗しねぇでよかった」



「なにぃ!?………なぜ生きている!?」





王の背後には死んだはずの銀次がいた。しかし

その様子はどこかいつもとは『違』った。


背中には翼が生えており、瞳も青色に輝いていた。


それを見た王は、銀時の変化と不死の杖(セーフティーロッド)がなぜ壊れたかを理解した


不死の杖(セーフティーロッド)は相手を殺さない代わりに『苦痛』を与えるというもの。


たが対象(ぎんじ)が死んでしまったことにより。効力が消え、壊れたのだ。


そして銀時の変化。それはもう、人間の限界を超えた存在。幻の階級




―――伝極魔法使い(ク ラ スX )―――


その文字通り、銀時は一度死んでいる。銀時は死ぬ前に『脳内認識力の変更ブレイン・オペレイション』を使い


自分の体の存在法則を 死後の世界 のものへと書き換えた。つまり死んだまま生きている事。『人間』を超えた『不死』の存在になったのである。


「俺は全てに気付いた。自分の前世の出来事 なぜ俺は銀次と言う存在で生まれてきたのかもな。」


「―――――ここから先は俺が話すよ―――――」


突然 銀時の目の前に。ディファーが現れた。


「お前か……ディファーー………」


「久しぶりだな、キング・ディストラクション。そうだ?俺が育てた『もうひとりの俺』は」


晴美は銀次と瓜二つな 謎の青年(ディファー)を見て驚く。


だがすぐに理解をした。


「ディファー。アナタはコチラの世界の銀次なの?」


しばらく沈黙が続き、ディファーは答えた。自分はもうひとりの銀次であると。


だが自分は王に封印されてしまい、悪夢の世界(ナイトメアワールド)をさまよっていると。


心の世界(マインドワールド)を操られている銀次を見つけた。


その銀時は普通の人間ではなく。『オーガナイゼイション・ゴットと言う神達によって意図的に作られた。王によって崩れかけている

世界の法則(バランス)修復(バックアップ)をする為に作られた存在」である事を知った。


それを知っていたデイファーは、自分の魔力や精神力を全て与えたと言う事を。


「それで、銀次(アイツ)は覚醒したのね――――。もうめちゃくちゃじゃん。」


晴美は笑うと、そのまま眠りに落ちた。


「さてと、こっちはふたりだぜ? キング・ディストラクション。どうする?」


「ディファー。ありがとな」


「気にすんな」




――――――「そう簡単に終わると思ってんのか てめぇら?」――――――


最終話:最終決戦と乖離(かいり) (りき)


「ハッハッハッ、言っただろ?オイラは王の忠実な下僕(しもべ)なんだよ!」


「貴様はあの時のッ!」


並行世界移動電車パラレル・イレクトリック・トレインで戦った青年。乖離(かいり) (りき)


世界で銀次を含め 四人しかいない、無制属性生存(オールアトリビュート)の一人目の男である。


「ふむ………。乖離(かいり)か………。ワタシはもう、長くはない。……もう寺田銀次(バックアップ)は必要ない…殺せ」


王は大魔法を妨害された為、その反動で体が消滅しかけていた。


「そんなっ。王が死んだたオイラは…。せっかく四人になった無制属性生存(オールアトリビュート)がまた三人に戻ってしまうぜ」


「ま、まさかっ。王の属性も無制属性生存(オールアトリビュート)だったのかっ!?」


「いまさら気づいたの銀次くん〜〜。とりあえず。お前殺すッッッッ!!!!!」


乖離は銀時の顔を殴った。そして 炎魔法(ファイヤーマジック)で手に炎を集め。『爆発させた』が間一髪で避けた。


一つ間違えたら即死の戦い。




「おい。キング・ディストラクション なに勝手に消滅しようとしてんだよ。」


「ん………ディファーか……よくこちらの世界へ戻ってこれたな」


「あぁ。もうひとりの俺に。助けてもらった」


「そうか……。ワタシが死んだらこの世界はどうなるんだろうな……」


「しらねぇよ」


「そうか―――……。」


王は消滅した。それに気づいた乖離は 一瞬体が止まり。


その隙を銀時はつき、乖離の心臓を拳で貫いた。


「くはっ…ッ!」


「悲しいのは分かっている。だから―――王のところへ逝け」


乖離はその場でゆっくり倒れた。銀時は寝ている晴海を抱き抱えると


「もう行ってしまうのか。」


「あぁ…元の世界の生活もある。だからディファー この世界は頼んだぞ。さようなら。」


「じゃぁな。もうひとりの俺。」


そう言うとディファーは銀時の頭を撫でた。


「お前は人間らしく生きろ。意思的に作られたとは言え。生きてることには変わりはないだろ?」


ディファーは笑みを浮かべる


――さようなら。もうひとりの俺――――――――……。












「―――あれっ。今何時――ってやべぇぇえええ!遅刻だぁぁぁ!!」


少年は起き、すぐに制服へと着替えると。




「きゃぁあああッ!!ヤバイッ!!遅刻だよ銀次ッッ!!!」


「おうッ!晴海!なんだが知らねぇけど、今日スゲェ寝ちゃっててさ。」


「ワタシもそうなのよ…。なんか数週間の記憶がないような…  って時間っ!!」




「「行ってきますっ!!」」




          地獄の学校説 第八国の呪術(エイトマジック)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ