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喫茶 夢幻  作者: 迅幸
魔笛
2/11

前奏

街灯も疎らな通り

人気(ひとけ)の無い商店街(ベッドタウン)

転がる様に抜ける


血筋の所為(せい)なのか

受け継がれて来た

未知の能力(ちから)がある


「なぁ、俺外れたらダメ?」

 如何にも傭兵といった装いの若い男が、不安げに菫色の瞳を揺らす。

「馬鹿野郎! 何でオレ等に話が来たのか解んねーのか? 能力持ちだからだろうがっ! お前は感応力、俺は千里眼」

 拳を振り上げつつ怒鳴っているのは、筋骨逞しい中肉中背の男。見るからに剛毛を無理矢理纏め、濃紫の瞳を嘲笑(わら)いに歪める。

超能力(ちから)があったって役に立たない事もあるだろー? 選りに選ってオカルトな依頼何て嫌だ」

「単に怖いだけじゃねーのか? 今度から、心霊関係お断りって札下げて歩けよ」

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