Game91 セカンドチャンス
全米新人選手権決勝トーナメント2回戦の相手は、オクラホマ州第一代表のオクラホマ州立大附属リスティン校であった。1回戦で戦ったレスティス高校のような高さのあるチームでは無いが、堅実な守備から2点を積み重ねる事を目的とした緻密なバスケットを得意とするチームであった。試合が始まると、クリストファー・ボストン校はフルコートマンツーマンディフェンスで、敵の歯車を狂わせる作戦に出た。インサイドの2人を中心にクリストファー・ボストン校は、正確なオフェンスを少しずつ狂わせて行く。前半はクリストファー・ボストン校のオフェンスも、ディフェンスの疲れからあまりしっくりこなず、50-43と7点リードにしかならなかった。ただ、後半になると前半の貯金が活きてくる。完全に足の止まったリスティン校にクリストファー・ボストン校はスティールを連発。セカンドチャンスもしっかりと自分達のものにして、徐々に点差を広げて行った。結局、108-73の大差で3回戦進出を決めた。秀太はこの試合、15得点5アシスト7リバウンドの活躍を見せた。




