Game80 ファイティングプラン
新チームのスタメンとサブメンバーが決まって来ると、それに伴い自然とファイティングプランも出来上がって来る。
今年のチームの中心はやはり、インサイドの2枚看板であり、軸もそこを中心に構成される事になって行く。
敵の目がインサイドに行くようになると、今度はアウトサイドプレーヤーの出番だ。そんなインサイドアウトが今年のクリストファー・ボストン校のファイティングプランになりそうだった。中々リズムを変えられない時は、秀太と言う最高のSIXマンの出番である。
点取り屋の彼がプレーする事で、打開出来る局面は案外多い。新チームでアウトサイドシュートの確率が一番高いのが秀太だからだ。しかし、それだけではない。彼には素晴らしいドライブもある。
寧ろ、そちらの方がラッセンの求めている打開策であったが、当の本人はあまり意識していない様であった。新チームに早く試合経験を積ませたいラッセンは、シード権のある大会ではあったが、全米新人選手権州予選への参加を決めた。かなりの試合数をこなす事になるが、それはチームにプラスになる事だと考えていた。




