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Game76 連敗の味
一次リーグ敗退が決まっていた最終戦も、案の定悪いリズムは変わらなかった。堅守速攻を売りにしていたクリストファー・ボストン校のディフェンスは、後手後手に。オフェンスも、あれだけ正確なシュートを放って来たにも関わらず、ちっとも入らなくなっていた。結局ニューヨーク州第2代表ヒースレンタ高校に108-74で敗れ、3年生の最後の大会は終わった。
その後、マサチューセッツ工科大附属クリスチャンハイスクールが、決勝トーナメントに駒を進めたため、現地に残り他チームの様子を見る事にしたクリストファー・ボストン一行であった。マサチューセッツ工科大附属クリスチャンハイスクールは、ベスト4まで残る快進撃を見せた。優勝は、ハワイ州代表オールドマグレド高校であった。ラッセンは、全敗でボストンに帰る事になったものの、この結果を受けて手応えを掴んでいたのであった。そして、いよいよ秀太の代に変わって行く事になるのであったのだ。




