Game69 2年目の州大会
予選会免除のクリストファー・ボストン校は州大会決勝トーナメントからの出場であったが、危なげなく準決勝まで進出した。スタメンをベンチに下げる余裕もあった。そこで活躍したのが、新戦力のアリバーやこれまで出番が無かった上級生であった。秀太も温存されていたが、ピンチの時はすかさず呼ばれていたのであった。そうして迎えた準決勝。相手は4強の一角アーノルド・ボストン高校であった。序盤からオールコートでプレスをかけ相手のバスケットを封じ込める事に成功したクリストファー・ボストン校が序盤はペースを握る。後半は、疲れの色を見せたクリストファー・ボストン校が作り出した隙を上手くつき、アーノルド・ボストン高校が追い上げるものの、結局116-94でクリストファー・ボストン校が逃げ切る形となった。秀太はベンチスタートながら、20得点10アシスト10リバウンドのトリプルダブルの活躍であった。クリストファー・ボストン校は翌日行われるマサチューセッツ工科大学附属クリスチャンハイスクールとの決勝に進出すると共に41年連続全米高校バスケットボール選手権への出場チケットを手に入れた。




