Game67 マインと第2エース
マインにとってお手本となる目標とするプレーヤーは、第2エースのニールセンだった。クリストファー・ボストン校に入学する前からニールセンの活躍は知っていたし、何と言っても彼のプレイスタイルが自分に似ている事が何よりも彼の好奇心を駆り立てていた。マインにとって、自分のタイプとは全く異なるエースがもう一人いた。それは秀太であった。アウトレンジショットを得意とする秀太の様なタイプでしかも、低身長なプレーヤーは、マインが会った事のないタイプであった。アウトサイドプレーヤーとして活躍する事を考えていたマインは、自然とニールセンのプレイを追いかける事になる。それがベンチ外と言う屈辱を受けたマインの、成長を促進させる事になるのだが、それはもう少し先の事であった。マインにとっては、ニールセンがエースだった。ただ、真のエースはベンチスタートの秀太であると言う事に気付くのに時間はかからなかった。今のクリストファー・ボストン校は2枚看板では無く秀太1人がエースの看板を背負っているのであった。




