Game62 新人戦ファイナル
秀太を欠きながらもクリストファー・ボストン校は、何とか決勝まで駒を進めた。秀太抜きの2試合は圧倒的と言う程の強さでは無かったが、ここまでのクリストファー・ボストン校は全体を通して良いディフェンスからの攻撃を続けていた。決勝の相手はAブロック1位で反対の山では敵無しのカリフォルニア州立ロサンゼルスハイスクールである。決勝も秀太は欠場する見込みで、エース不在のまま、クリストファー・ボストン校はファイナルを戦わなければならなかった。カリフォルニア州立ロサンゼルスハイスクールの攻撃の起点はスピード感MAXのガード陣と、大型センターのホットラインをどう止めるかが鍵になってくる。幸いクリストファー・ボストン校は、サイズがあるチームであったし、バランスの取れたチーム構成になっている為、ホットラインは止めるのは苦労しないだろう。ただ、秀太抜きは相当なハンデだった。目指すのは全米高校バスケットボール選手権での優勝であった為、今回は正直な話負けても良いとラッセンは考えていた。そうこうしているうちに、カリフォルニア州立ロサンゼルスハイスクールとクリストファー・ボストン校の試合時間となった。




