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Game51 敗因
シアトル遠征での敗因は選手達もラッセンもしっかりと共有していた。シュート決定率の極端な低下がそれであった。走りっこで負けたのではない。単純な個人のシュート成功率(決定率)の問題であった。負ける試合は大抵いつもそうである。
アビリティ(能力)的には何も劣っていないのに、シュートが入らない為、大事な試合を落とす事も何度もあった。個人のシュート練習はそれなりに重要であるが、それよりもGameを繰り返す事によってその中で、良いイメージのシュートタイミングでシュートを放ちそれを決める。
そうしたイメージを掴む事も大切である。7月オクラホマシティーでの開幕も近付いて来た。1年目の集大成とも言うべきこの大会は、来シーズンの全米選手権を占う重要な大会である。もう安易な敗北は許されない。それが常勝軍団の宿命であった。




