Game39 課題
クリストファー・ボストン校はこの大会4連覇中であった。しかし、今年のクリストファー・ボストン校は何と一回戦で敗退してしまう。特に相手が強かった訳でもクリストファー・ボストン校が弱いと言う事でも無かった。
ただ単にチームの歯車が噛み合っておらず、オフェンスもディフェンスも機能不全を起こしていた。ただそれだけであった。やるべき事もやらずに勝てる程バスケットボールは甘くない。クリストファー・ボストン校としては苦いスタートを切ったものの、これを教訓にして今回明らかになった課題を克服して行く事だろう。
大会はクリストファー・ボストン校を一回戦で下したコロラド州立アンソニーハイスクールと第2シードのフランシス・マサチューセッツ校の決勝となり、98-54でコロラド州立アンソニーハイスクールが初優勝した。秀太はこの試合を観て思った。俺達ならもっと上のレベルを目指せると。新チームはそうした中で歩み始めたのであった。課題はショット成功率とディフェンスの連係と言う手土産と共に。




