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Game35 ラッセンの激
「お前等何か勘違いしていないか？」
ラッセンは不満を次々と口にした。
「全米ベスト8で満足しているのは負け犬の証拠だ。今のチームでは州大会で負けるぞ？」
そこまで言うかと言う事まで、ラッセンは言った。それを受け止めなければならないプレーヤー達も、それを言わなければならないラッセンも辛かったであろう。
全てはクリストファー・ボストン校での監督生活に区切りを付ける為、最後の教え子には全米優勝してもらいたい。そんなラッセンのエゴイズムの様なものがあった。
秀太は代替わりした新チームで初めてSixmanとしての地位を確立させる。それは今後の秀太のバスケット人生を大きく左右するものであったが、この当時の思春期真っ只中の彼には想像も出来なかった。
