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Game33 悔しさ
クリストファー・ボストン校の準々決勝の相手はHブロック1位のオレゴン州立大学附属ハイスクールであった。ランキング20位と格下のチームであったが、さほどマークしていなかった。しかし、蓋を開けて見るとところがどっこい、テンポの速いパス回しからの外角シュートを次から次へと決められて行く。
秀太も出番を貰ったが、悪い流れを変える事は出来なかった。前半を41-60と、19点ビハインドで折り返し、後半に巻き返しをはかるも、全てが空回りしていた。結局ビハインドはどんどん広がって行くだけで、クリストファー・ボストン校はオレゴン州立大学附属ハイスクールに68-104の大差で敗れた。秀太は自分の実力はまだまだだと言う事を思い知らされていた。頑張ったでは無く自分が出場にも関わらず負けた事に悔しさを感じていた。




