32/90
Game32 強きをくじく
大会も進み残り2日間で準々決勝まで残った8チームのみを残した所まで進んでいた。もちろん四天王もただ1校を除いては残っていた。
番狂わせがあったのは、Jブロック1位通過のユタ州代表ユタ・クリスチャンハイスクールと、Lブロック1位のハワイ州立サウスブリングハイスクールの試合だった。終始フルコートでプレッシャーをかけるという大博打に出たハワイ州立サウスブリングハイスクールの賭けが当たり終わって見れば、120-86の大差で勝利していた。
直前のランキングではユタ州立クリスチャンハイスクールが2位。ハワイ州立サウスブリングハイスクールが25位であったから、これは金星と言っても過言では無かった。毎年の事ではあるから、強きをくじくチャンスがトーナメントでは味わえるのが醍醐味でもあった。いわゆる、ジャイアントキリングと言う奴で、クリストファー・ボストン校もしっかりと自分達のバスケットをして、ベスト8に名乗りを上げていた。




