Game30 延長戦
45-33で12点差のリードを保っていたクリストファー・ボストン校であったが、徐々にその差を詰められる。攻撃のパターンは一辺倒なのだが、どうにも抑えられない。第3クォーター終了間際に同点に追い付かれ、シュートを決めては決め返すと言うシーソーゲームが展開されていた。
結局両者は譲らず延長戦へ突入する事になった。野球やサッカーとは違い、バスケットボールの試合で延長戦に入ると言うのは、たまにあるかないか、そんな程度のもので、頻繁にあるものでは無かった。ラッセンはこの試合後半は控え組を中心に戦っていたが、延長戦に突入すると、スターター3人にニールセンと秀太を加え勝負をつける体勢を整えた。
そしてラッセンはカリフォルニア州立サンフランシスコハイスクールの得点源のブラッセリー対策として、ブラッセリーにボールを持たせない為にボックスワンゾーンにディフェンスをシフトさせた。もちろん、センタープレーヤーにマンツーマンをさせるためである。1位でリーグ戦を突破させるのと2位で入るのでは天と地の差があった。




