Game17 全米選手権のチケット
準決勝の相手は、マサチューセッツ工科大付属クリスチャン校である。準々決勝では予選8位のチームに対して堅い守備からの速攻、いわゆる堅守速攻で134-61で勝利している。どちらかと言えば、オフェンスに力を入れているチームで、過去の試合を見てもその傾向が見られた。そしていよいよ試合が始まった。
クリストファー・ボストン校は、序盤から外角の3Pシュートを狙い、相手の守備を出来るだけ前に引きつけて、前かがみになって来た所を、ドライブで抜き去る作戦に出たクリストファー・ボストン校は良いリズムで、前半を56-35で折り返すと、後半も相手の速攻を封じつつも、自分達のオフェンスの形を崩さなかった。後半の第4クォーター残り5分からは秀太を投入したラッセンヘッドコーチは、いつも通り行って来いと、秀太の背中を押した。この日の秀太はドライブのスピードとキレがさえ渡っていた。出場はわずか5分だったが、14ポイントをマーク。終わって見れば、129-70の快勝であった。
これによりクリストファー・ボストン校は41年連続の全米高校選手権へのチケットを手にした。




