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Game123 地獄の夏
定期テスト後のクリストファー・ボストン校には、誰もが嫌がる地獄の夏合宿が待ち構えていた。この合宿がキツイ為にバスケ部を辞めてしまう者もいる。テスト期間中あれほどバスケットに飢えていたにも関わらず、いざ合宿が始まるともう辞めたい、やりたくないと思わせるのだから、それがどれほどきついかが分かる。何故ここまで体をいじめ抜くのか?それにはきちんと理由がある。2ヶ月後には全米高校選手権の州予選が始まる。いくらシード校とは言え、そこで負けてしまえばシード権を失うだけではなく、全米高校選手権に参加出来なくなる事を意味する。その為、なん試合やっても走り負けないスタミナをつける事で、一切の不安を無くそうと言うのである。クリストファー・ボストン校のバスケットの基本はとにかく走り負けない事であり、それがラッセンの信条でもあった。この地獄の夏合宿は3日間。秀太にとっては最後の夏合宿であった。




