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Game12 州大会の組み合わせ
練習試合の1週間後、州大会の組み合わせが発表された。秀太はチームの数に驚いた。まだ州大会と言えば、日本で言えば県大会レベルの規模だと思っていた秀太にとって、そのチームの数はカルチャーショックだった。その数は、350チーム余り。流石はバスケットボール国アメリカである。昨年度のベスト16以上はシードされ、その中でもベスト4以上はスーパーシードと言われるものが与えられ、予選免除される。スーパーシードの4校は本戦の準々決勝から登場する。350チームの中から全米高校選手権にマサチューセッツ州代表として参加出来るのは、決勝まで残ったわずか2チームだけであった。この厳しい州大会をラッセンヘッドコーチの就任以来40年連続で優勝していた。ただ、そのラッセンも今年で70歳。彼は75歳位までにはこの仕事を後進の誰かに譲ろうと考えていた。もちろんクリストファー・ボストン校はスーパーシードの第1校であった。優勝争いはスーパーシード4校を中心に展開されそうだ。
