Game1 幼少期
その男は1996年10月1日、日本国神奈川県横浜市で産声を上げた。3人兄弟の長男として、父、梅月渡母、陽子の下に生まれた。
2011年3月に中学を卒業した後は日本の高校には進学せず、米国の高校に進学した。
中学時代は全国大会に出場する事も無かったが、地元横浜では、名の知れた男であった。
地元の強豪校からの誘いを全て断り、渡米する事を決めたのは中3の12月頃の事であった。
両親や担任の教師の強い反対を押し切り英語を必死で学んだ。とにかく米国で活躍してやるぞ!と。
そんな野望を胸に大嫌いな勉強を必死にやった。彼の野望とはNBAプレーヤーになる事であった。周囲では笑われ様が何を言われようが見返してやる自信はあった。
必死の学習の成果もあり、2011年9月から米国ボストンにある学校に行く事が決まった。
身長173cm、体重72kg、足のサイズ27.5cmと小柄だが、この男は地元横浜ではこう呼ばれていた。「6番目の男にして最強のシューター」そこからこんなあだ名がつけられた。「ベンチスタートのスナイパー」
この日本のスナイパーが世界最高峰のNBAと言う最高峰の舞台で活躍するとはまだ誰も分からなかった。その男の名は梅月秀太と言う。