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ホラー短編シリーズ

こわいはなし

作者: リィズ・ブランディシュカ



 私たちオカルト研究部は、怖い話が大好き。


 だから、今日は廃村にやってきて、特別なシチュエーションで怖い話を語るの。


 みんなワクワクしてるみたい。


 よかった。


 あのことには気がついてないのね。


 車で廃村にやってきた私たちは、気ままに探索。


 私たちの集まりは女の子ばかり。


 だけど、怖がりじゃないから、こんな場所でもへっちゃら。


 あっ、あの家で集まって話をしたら楽しそう。






 みんなで順番にその家で、ここまで持ち寄ったとっておきの話を披露していくわ。


 さすがね。


 オカルトに詳しいだけはある。


 幽霊ものだけじゃなくて、未確認生命体なんかもはなしにでてくるから、バリエーション豊富で飽きない。


 とくに、廃村にやってきた女の子たちが、嫌いな仲間をよってたかって惨殺してしまう話とか鳥肌が立つほど怖かったわ。


「さっきの話、本当に怖かったわ」


「あら、もしかしたら本能で危険を察知したのかしら」


「えっ」


 みんなが写真を見せてきた。


 そこにうつっているのは、みんなの彼氏。


 そしてその彼氏の隣に、仲よさそうにうつる私の姿。


「だってさっきの話はあんたの未来の話だもの」







 人が住み着かなくなった廃村で。


 行方不明になってから数週間後。


 一人の女性の遺体が見つかった。


 しかし、損壊や腐敗が激しかったために、身元の特定には離れたところにすてられていた所持品が見つからなければ、相当困難だっただろう。



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