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1話 嵐の日

【ーー本日は大荒れで、バケツを返したような大雨の影響により……ジジッ…ブチッー】


オンボロの外伝放送からわかりきった音声が流れる



「ハア、ハア……ハア…。

なんでこんな日に全力で走らなくちゃ行けないんだ」


白衣を纏った痩せ型の男は後ろを気にしながら肩で息をしている


ーバシャンッ、バシャンッ


「!!」


後ろから聞こえる足音から追い立てられ逃げるようにその場を後にする。


(こんなところまで技術者狩りが来るとは…)


----- 技術者狩り -----


その言葉は耳に新しくない言葉だ。

数年ほど前から技術力のある科学者、工学者たちが消息を経っている。


機械工学の盛んなこの国では、技術を持っている者は様々な国や都市で重宝される。

特に戦争や戦いの道具に使用されることが多い。


多くの賞や技術を持つ者は特に引き抜かれることが多いのだ。

その代わりに他の国や組織に取られると非常に厄介な敵となる。


敵にその技術や技術者を奪われる前にその可能性を潰してしまおう。

…というのが、技術者刈りだ。

技術者狩りはほとんどがロボットによって行われる。


ー今の状況もそんなところだろう。


ーバンッ!バン!


銃声が響く。


黒いマントを被った人影が近づいて、右腕に着いたライフルのようなものを構えている。


こちらに気付いたようだ。


大雨の中を走って逃げる


ーバシャン、バシャン


この雨の中でも聞こえる何度も聞いた追手の足音。


小さな路地に逃げ込むと、その機械の音が大きく近づいてきた。


息も上がり、もうあまり走れそうにない。

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