表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

オクトパスの心の内 第2話

「りょーちゃん!おはよー」

正門のところで友達の園田 梨子に会った。

梨子はバレー部でなんかよく知らないけどめっちゃ頭いい。

学年でトップ3とか普通に入るし。

どんな勉強法してんの?って前に聞いたら

「とりあえずチョコをお食べ」

って返された。意味不明。

天才の言うことはやっぱ違うよね。うん。

「りょーちゃん、今日クラス替えっすよね。どうする?ガチどうする?」

「や、それはあたしも2週間前から夜も眠れないほど考えてるっす」

「あ、そうなんすか」

身長150cmでバレー部にしては小柄な梨子はリベロ(守備専門の選手)として活躍してるそう。

前に練習試合観に行ったんだけど、なかなか上手だった。

それを梨子に言ったら、

「りょーちゃん、あたしあんたにお菓子あげようとか微塵も思ってないからね?」

とか言われた。ほんと素直じゃない。

「はぁぁぁぁ。クラス替えって無駄に緊張するから嫌だよね」

目を細めて嫌そうな顔をする梨子はなかなか可愛いと思う。

目がくりくりしてるし、ボブの髪型も似合ってるし。

ちょっとキノコチックなのは黙っておきます。

「よし、それでは、りょーちゃんと同じクラスになることを願って、」

「おう」

「これからあたしが祈りの歌をりょーちゃんに捧げます」

「・・・おう(本当にいらない)」

「きょうはあぁぁ〜クラス替えでえぇ〜りょーちゃんとおぉぉ〜」

やっぱり、天才は考えることが違うと思う。うん。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ