表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

僕が見た人魚は・・・

作者: 夜空野 桔梗

息が苦しい。けど、僕には藻掻く気力は無かった。それに生け贄として海に落とされたから、僕はもう地上に帰る事は出来ない。……深くまで沈んでいるからか、夜空が見えない。最後にあの星々を見たかったなぁ…………。



──聞き覚えのある声が聞こえる。

『あ……はいき……て』

その声で僕が眼を開けると、よく岩の上で唄を唄っている人魚がいた。けれど人魚の身体は泡となり、海と同化して消えてしまった。その泡を掴もうと手を伸ばすが、届かず僕の意識はそこで途絶えた。



気付くと僕は見知らぬ砂浜に横たわっていた。見たことのない魚が僕の足を突いている。どうやら起こしてくれたみたい。ありがとうとお礼を言うと、言葉が分かったのか、珊瑚礁の方へと泳いでいった。どうやら僕は、あの人魚に助けてもらったみたいだ。お礼を言いたいけど、もう彼女には逢えないだろう。でもいつか空の上で逢えたら、お礼を言って彼女と語り合うんだ。


end



オマケ




『僕』の設定:性別は多分男の子。海辺の村で両親と住んでいたけど、父親は漁の最中に海に落下し行方不明、母親は流行り病で亡くなりました。口減らし&海神の生け贄として海に落とされました。父親が居なくなってから村八分の扱いをうけ、一人砂浜で夜空を見上げていた時に人魚の歌声を聞き、そっと影から人魚を見ていました。


人魚の設定:女性(?)で、いつも砂浜に夜空を見に来る『僕』を哀れみ、唄を唄って『僕』の悲しみを癒していました。実は『僕』の母親の生まれ変わりですが、本人にはその記憶が無いものの、『僕』を残したという未練で人魚になりました。『僕』が海に落とされた後、人魚は唄を唄い『僕』の魂をあの世から現世へと誘って『僕』を助けて泡となり消えました。



裏話:人魚達の世界では、死者の魂を現世へ誘い呼び戻すことは禁忌とされており、泡となり消えたものの、特例として生き返りました。(人魚は全員前世で未練を残して亡くなった為、他の人魚達が海神に頼んで生き返らせてもらった)

『僕』はあの後近くの村で村長の養子になり、幸せになりました。それを知った人魚は、自分が『僕』の母親だった事を思い出し、光輝き天へと昇って行きました。

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久し振りです。以前は某サイトや某blogに書いていましたが、これからは小説家になろうを中心に物語を書いていく予定なので、これからよろしくお願いします。


本編を30分以内に書いたからか、読みづらかったかもしれません。ごめんなさい(´・ω・`)

次からは気を付けたいと思います。



それでは、閲覧ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ