表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術屋のお戯れ  作者: 神無 乃愛
魔術屋と巨大企業
59/63

悪ノリ

前回、切る場所を間違えたようです。かなり短めです

 葛葉が新しく購入させた服は、それはもう好評だった。無論、聖と紅蓮に対してだが。

「これって鉄拳制裁案件でいいですか?」

「元凶が葛葉だ。これで紅蓮が金を出していたらGOサインを出すんだが……」

「俺は止めないほうよかったのかね、兄貴」

「いや、止めてもらって助かった」


 という会話を夏姫と樹杏、杏里でしている反対側では、葛葉のセレクトを聖と紅蓮が褒めたたえていた。


「ふむ。ゴスロリではないがこのあたりは制服として使えそうだね。……おや、こちらはゴスロリか」

「そのあたりは白銀の呪術師様に出していただく予定でしたの」

「私の方で買い取ろう。夏姫、明日はこの服で接客をしてくれ。獏にはこちらをつけてもらうとしよう」

 そう言いながら手に持ったのは「スチームパンクビスチェコルセット」と呼ばれるものであった。

「これ一枚でもいいのですが、白いブラウスが映えると思いますの」

「同感だね。獏にはブラウスと揃いの生地で作ったヘッドドレスがいいともうのだけどね」

「コルセットと同じ生地で作ったお洋服も捨てがたいですわ」

「悩みどころだな」

 聖と葛葉の会話に、突っ込みが存在しない。それどころか紅蓮は聖と葛葉(ふたり)を煽るのだ。


「……次回から酷い場合は鉄拳制裁の対象にしていいぞ」

「今すぐでもいいのですが」

「俺と杏里で注意する。今日は我慢してくれ」

「分かりました」

 樹杏がそういうのであれば、夏姫は大人しく引き下がった。



 勿論、説教されただけで懲りるような葛葉と紅蓮ではない。この先もこの二人と聖によって着せ替え人形と化す日常が待ち構えるのだった。


次回は調べものに入ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ